大阪経済大学は、経済学部、経営学部第1部、経営学部第2部(夜間部)、情報社会学部、人間科学部の5学部を擁する社会科学系の専門大学だ。学生数は約7,000人、専任の教職員は約250人。2032年に創立100周年を迎えるにあたって、新たなミッション「生き続ける学びが創発する場となり、商都大阪から社会に貢献する“人財”を輩出する」を策定。それに基づいて、ブランディングを意識した広報活動を行っている。
200種類以上におよぶ宣伝会議の教育講座から、選りすぐった任意の講座を受けることができる研修メニュー「宣伝会議スタンダードトレーニング」を複数の部門で活用している企画部広報課 課長の高濱悠紀氏に、受講の動機と受講の内容が実務にどう活きているかについて聞いた。
——企画部広報課の業務内容を教えてください。
高濱:大学のブランディングをはじめ、いわゆるコーポレート系の広報全般を担っています。メディア広告の出稿、プレスリリースの発信、取材対応といったメディアリレーションズのほか、オウンドメディアの企画・制作・運営という一連の業務などもパートナー会社の力を借りながら行っています。
——受講の動機を教えてください。
高濱:ブランディングのために学内外に情報を発信する際に、単に発信するだけでなく、伝えたいことを伝えたい人に届け、そこから行動変容に結びつけるためにはどうすればいいのだろうという課題がずっとありました。
また、ミッションにある「創発」という言葉は、一人ひとりの考えや行動が相互作用し、新たな価値が生まれることを意味しています。私は、いろいろな人と多種多様なコミュニケーションを取ることで、自分の考えが明確になったり、新しい視野が開けたりすることも「創発」だと考えていて、それを体現していくには何をすればいいのだろうという課題もありました。
これらの課題に向き合うために、まずは自分の価値観や強みを知り、それぞれの切り口を整理して持っておくことで、チームでいろいろなアイデアを出し合いながら仕事ができるようになろうと考えました。その際に新しいインプットは不可欠であるというのが課員全員の共通認識であったため、私が過去に受講したことのある宣伝会議の講座を、できる限りみんなで共有して受講できるといいなと思い、スタンダードトレーニングを申し込みました。
——受講された内容と、その中で業務に役立っていることがあれば教えてください。
高濱:私は今後のディレクションなどに役立てられればと思い、「デザイン・ディレクション基礎講座」や「オリエンテーション基礎講座」などを受講しました。また、「コンセプト開発講座」は私を含めて数人が受講しましたが、与えられた言葉によって行動が変わるということが明確に理解できましたし、受講後には、みんなが同じビジョンや指標をもって各取り組みを実践していくにはどうすればいいかという話題になったことも印象的でした。
広報課では、ほかに「Illustrator活用基礎講座」や動画制作に関する講座を受講している人がいました。広報課以外にも、管財課、図書館・研究所・社会連携課、情報システム課の人が受講しており、POPやサイネージの見せ方、プレゼンテーションのやり方などを学んだようです。
講座を受講した人でランチミーティングを開き、感想を言い合ったのですが、「プレゼンテーションの講座を受けてからは、ほかの人のPowerPointを見ると、もっとこんな工夫の余地があるなということが分かるようになった」「今やっていることの基礎を再確認できた」といった感想が聞かれましたね。
また、ミーティングを通して、一見自分の仕事とは関係なさそうな講座でも意外とヒントになるものがあると感じてもらえたようで、他部署の人が仕事の中で感じている課題が、自分たちにも共通した課題認識になり得ると気づいてもらえたことは、大きな収穫でした。それが今後の部署間連携にも役立っていけばと思っています。
——今後の人材育成について考えていることは。
高濱:各個人のインプットとアウトプットの内容に違いがあればあるほど創発の可能性が広がると思うので、それぞれの興味分野を追求してもらえればと考えています。私は、そのための土台づくりができればと思っていますね。
「宣伝会議 オンライン版スタンダードトレーニング」でした。
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株式会社宣伝会議 教育事業部
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