優れたダイレクトメール(DM)を顕彰する「全日本DM大賞」(日本郵便主催)が今年も作品を募集している。今回で37回目の開催となる。応募締切は2022年10月31日まで。
応募の対象は、2021年4月1日から2022年9月30日までの期間に実際に発送されたDMで、DMの広告主か制作者が応募できる。公式サイト内の応募フォームに必要事項を入力してからエントリーシートを作成し、作品と同封のうえ発送する。
審査は「戦略性」「クリエイティブ」「実施効果」の各項目で点数化。グランプリ1点のほか金・銀・銅賞、特別賞の各賞を選考する。結果発表や贈賞式は2023年3月上旬に行う予定。
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前回は710点の応募が集まり、グランプリにはイムラ封筒の顧客のダイレクトマーケティングを総合的に支援するサービス「イムらと」のDM(広告主・イムラ封筒)が選ばれた。
受賞作品はマーケティングの専門家による評価を得た優秀なDMとして発表され、社内外から注目を集める。過去の受賞企業からは以下のような感想が寄せられている。
<前回受賞者の声>
・受賞を通じて、新規のお問い合わせや、過去にお取引まで至らなかった企業から相談の連絡がくるなど、見込み客からの信頼が厚くなったように思います。社内でも事業認知を促進することができ、「自分の部署でもこういうことがやりたい」という新たな波及がありました。ビジネスモデル的に、第三者から評価される機会が少ないので、グランプリ受賞はメンバーのモチベーションアップにもすごく影響があったのではないかと思います。(メーカー)
・営業部の中で、担当者の私が1人で毎月作成しているのですが、営業部内でのDMの認知度があがりました。集客率でのみ評価されがちなDMですが、内容やデザイン・制作意図など、数字以外の部分でも評価していただいたことが自分のモチベーションアップにつながりました。(サービス業)
・DMの専門家の方の評価を知りたく応募しました。権威ある賞をいただき、自信がつきました。これを励みにさらにお客さまに喜ばれるDMを作っていきたいと思います。(小売業)