東宝、AID-DCCを完全子会社化 デジタル強化の成長戦略

東宝は9月27日、デジタルコンテンツなどの企画・制作を手がけるエイド・ディーシーシー(AID-DCC)を完全子会社すると発表した。取得価額は非公表。

東宝本社前、「新ゴジラ像」日比谷に出現(2018年、写真=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

東宝は、ことし4月に発表した2032年までの長期ビジョンで、成長戦略のひとつに「デジタル」を掲げている。コンテンツ制作やマーケティング、映像配信、商品販売などにデジタルテクノロジーを活用し、新規事業につなげたい考え。

〈第4の柱〉として成長要因に育てる「アニメ事業」でも、ライブコマースなどeコマース事業で販売手法を拡大するほか、ゲーム事業でアニメ作品のスマホゲーム化などを進める。

AID-DCCの21年7月期の売上高は10億4133万円で、営業利益は3922万円、純利益は3226万円だった。20年7月期は赤字決算だったが、21年7月期はV字回復。19年7月期の業績も上回っている。


 

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