「宣伝会議スタンダードトレーニング」は、200種類以上におよぶ宣伝会議の教育講座から、チケットを活用し任意の講座を受けることができる研修メニュー。2020年に提供開始し、これまで約800社が利用している。
デジタル領域を専門とする広告代理店のアドウェイズもその1社。アフィリエイトやマーケティングプラットフォームのほか、複数のデジタル広告に関するサービスを持ち、認知領域からトータルでの広告プランニングや、実行のサポートを行っている。
同社でスタンダードトレーニングを活用しているアカウントセールスディビジョンの小笠原望氏、クリエイティブディビジョンの瀬川和明氏に、受講の動機や実際の業務に活きていることについて聞いた。
——それぞれの部署の業務内容を教えてください。
小笠原:アカウントセールスディビジョンは、まだお取引のないお客さまに特化した営業を行っている部署です。お客さまのサービス課題に合わせて、フルファネルで、かつフルオーダーでマーケティング戦略を立案し、具体的なアクションのご提案まで行っています。
瀬川:クリエイティブディビジョンでは、インターネット広告におけるクリエイティブ制作を行っています。クリエイティブディレクターはもちろん、デザイナーも在籍しています。
——スタンダードトレーニングの受講前に、各部署で抱えていた課題を教えてください。
小笠原:マーケティング戦略を立案し、提案するにあたって、マーケティング戦略の全体像や各フレームワークの理解、ロジカルシンキングや調査データの読み込みといったスキルが非常に重要になります。それらは一朝一夕では身に付かないので、日々習得のために苦労していました。
瀬川:デザイン制作においては、単に依頼されたデザインを制作するだけでなく、なぜそのデザインにしたのかという仮説をつくるスキルや、より広告効果の高いクリエイティブを生み出すための分析力や考察力、戦略を理解した上で最適なクリエイティブを制作する力などが、今後さらに必要になると感じていました。
——受講の動機を教えてください。
小笠原:コピーライター養成講座を年に数人が受けているのですが、受講できる人数が限られているので、チーム全体が底上げできるようなカリキュラムが欲しいと思っていました。その中でスタンダードトレーニングを知り、お話を聞いてすごく良さそうだと思ったので導入を決めました。
——受講された内容と、その中で業務に役立っていることがあれば教えてください。
小笠原:やはり営業やマーケティングに関する講座を受講した人が多かったですね。特に、Z世代やアクティブシニア世代などをテーマとしたマーケティングの基礎講座は、人気がありました。
役立ったと思うのは、「競合コンペ攻略講座」。講師はADKの方だったのですが、本来であれば競合にあたる会社のリアルな話やTipsを聞くことができ、すごく良かったです。聞いた内容はテキストに起こしてチーム内で共有し、中途採用の方の教育などにも役立てています。それが直接の要因かは分かりませんが、実際にコンペの勝率も上がってきているんですよ。
そのほかにも、いろいろな講座で勉強させてもらったことを参考にして、教育カリキュラムの見直しを行っています。
瀬川:当部署では、デザイン系の講座はもちろん、マーケティング系の講座を受講した人も多かったことが発見でした。特に、マーケティングの知識をインプットできるチャンスがあまりないデザイナーにとって、良い機会になったと思います。
講座を受けた人はナレッジをチーム内で共有するというルールも設けたのですが、共有内容を準備する中で、ナレッジを受け取る立場になって考えるということが実際のデザイン制作にもつながっているのではないかと思いますね。また、リモートワークが主体となる今、チーム内でコミュニケーションする貴重な機会にもなっています。
——今後どのような育成計画を立てていますか。
小笠原:講座で学んだことはすでに教育にも活用できているので、それが風化しないよう定期的に見直しができればと思っています。また、まだ業務に取り入れられていないものも今一度棚卸しし、どのように業務に取り入れられるかを考えていきたいですね。
「宣伝会議 オンライン版スタンダードトレーニング」でした。
マーケティングや宣伝、販促、広報、デジタルなどをテーマとした教育講座の受け放題プランです。今回、ご自宅やオフィスなど、インターネット環境があれば、どこでもご受講が可能な「オンライン版」スタンダードトレーニングが登場いたしました。
<宣伝会議 オンライン版スタンダードトレーニング 概要>
・教育講座196万円相当のカリキュラムが50万円で受講可能。
・170以上のオンデマンド配信講座から業務に合わせて自由にお選びいただけます。
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株式会社宣伝会議 教育事業部
MAIL:info-educ@sendenkaigi.co.jp