全国8万人の頂点に立つカリスマ店員 販促会議新連載『販売・接客のキーパーソン』

販売・接客の現場で活躍する、キーパーソンに迫る本企画。第1回は全国1300ブランド、8万人のアパレルスタッフの頂点に立ったビームス 恵比寿のHeg.(ヘグ)氏だ。店舗だけでなく、オンライン接客でも優れたスキルを持つHeg.氏。その背景にある考え方とスタンスについて話を聞いた。

※本記事は、2022年9月30日発売の『販促会議』2022年11月号の転載記事です。
 

ビームス
ビームス 恵比寿
Heg.氏

 

2022年8月4日、アパレルブランドの店舗スタッフの頂点を競う「STAFF OF THE YEAR2022」のグランプリが決定した。店頭のみならず、いまや重要なスキルの一つとなった、オンライン接客の技術も審査対象だ。1300ブランド、8万人のエントリーから日本一の“令和のカリスマ店員”となったのが「ビームス 恵比寿」スタッフのHeg.(ヘグ)氏だ。Heg.氏は学生時代から、アルバイトとしてビームスで働き、ビームスの人や社風が魅力的でそのまま入社した。今年で販売員歴は10年目となる。

1300ブランド 8万人の頂点に

ビームスでは2016年に公式サイトと自社ECサイトの統合を行い、店舗スタッフが個人アカウントを持ち、サイト上でコーディネイトやブログを投稿する「スタッフ投稿」機能を付与した。店舗で顧客を持つ人気スタッフの活躍がEC上にも拡張し、スタッフ投稿を見た顧客がリアル店舗を訪れるなど、シームレスなリアルとオンラインの体験の融合を早くから進めている。

デジタルの発信が接客機会につながる

「STAFF OF THE YEAR」でグランプリを受賞し、オンラインの接客技術も高いHeg.氏だが、意外にも「ECで服を買うことに苦手意識がありました。だからこそ、自分は何で苦手意識があるのかを考え、徹底的にお客さま目線で情報発信をしようと思いました」と語る。

例えば、商品の色やサイズなどでECでの買い物を失敗した経験がある人は少なからずいるのではないだろうか。Heg.氏はこうした不安点を解消するため、スタッフ投稿では自分の身長と着用サイズをお客さまが参考にしやすいように工夫して発信してきた。「二子玉川の店舗での経験が今に生きています」と振り返る。

サイジングの不安を解消するサイズ別の穿き比べ。Heg.氏が投稿するコンテンツは、“お客さま目線”で考え抜かれている。

「ある日、二子玉川のお店に来店されたお客さまから、スタッフ投稿を見ていると声をかけていただきました。その後も声をかけられる機会が増え、いわゆるファーストアプローチが済んでいる状態でお越しいただくことが多くなりました」。この経験から、Heg.氏はより積極的にオンラインでの情報発信に取り組むようになった。

―本記事の続きは、9月30日発売の『販促会議』2022年11月号で読むことができます。

月刊『販促会議』11月号

 
【巻頭特集】
認知から購買まで
いま、販促に
活用すべきInstagram
 

■OPINION
主要SNSユーザー分析から見えた特長
Instagram×販促活動の「いま」と、注目キーワード
亀田明日花(アライドアーキテクツ)
 

発見タブは購買への近道!?
発見タブに投稿を載せて購買に繋げよう
石川 卓(ソーシャルワイヤー)
 
フォロワーをファンに!
はじめてのインスタライブ 企画・運用のポイント
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■INTERVIEW
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200人の販売員の公式アカウント
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ナノ・ユニバース
 

■TOPICS
第14回「販促コンペ」
結果発表
徹底的な議論で企画を検討
最終審査会レポート
最終審査員総評
 

【特集2】
ニューノーマル時代の
トレードマーケティング
 

■OPINION
生活者の行動変容がもたらす、
小売インサイトの変化
トレードマーケティングのこれから
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各INTERVIEW
定番カテゴリーに割り込むために
カルビー「miino」の小売営業戦略とは
カルビー
全国の販促事例を横展開して売り場づくり
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フジパン
 

チャネルごとに違うユーザーにも、提案力で対応
「豆腐バー」がスーパーでも採用されるワケ
アサヒコ
 

シリーズ 販促の基本
値上げの作法
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■METHOD
(秘)公開 これがプロの企画書だ!
クラシエフーズ
「知育菓子®リブランディングプロジェクト」
の企画書
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