「大きいサイズの店フォーエル」を運営するはるやま商事は11月15日から、人気Youtuberの虹色侍ずまが歌う「体型の悩みあるある」の歌を、WEB CMと特設サイトで放映開始した。
楽曲の1番は、「諦めないで大胆に生きる人生を」「おおらかに生きるものに幸あれ」などのメッセージで締められており、これまで「着たい服が着られなかった」人たちに向け、ありのままの自分を認め、「着たい服を着ることを諦めないでほしい」というメッセージを込めた。2番の歌詞は1番の悩みにこたえる形で、フォーエルの商品や接客に込めた想いが詰まった内容になっている。
昨今のダイバーシティやSDGsの機運の高まりを受け、身体の多様性(ダイバーシティ)を受け入れる「ボディ・ポジティブ」の機運が高まっている。ボディ・ポジティブとは、社会や他人が決めた「理想的な体型・外見」に左右されず、自分の身体をポジティブにとらえるという考え方。この価値観が広まったことで、「スリムで痩せていることを良し」とする、従来の「理想的な」といった定義は崩れつつある。
はるやま商事でも社会や他人が決めた「理想的な体型・外見」に左右されず、自分の身体をポジティブにとらえることを促進するためキャンペーンを2022年春より実施。
今春には会社員、モデル、ドラァグクイーン、タレントなど多様な人々が、これまでの、そしてこれからの、体型・ファッションとの向き合い方をインタビューするキャンペーンを実施。インタビューでは、「めちゃくちゃ着たい服なのにサイズがない」「(服の色のラインナップが少ないため)白と黒ばかりになる」などといった率直な悩みが伝えられた。
そこで今夏、同社はTwitterで「# みんなのフォーエルプロジェクト」と題し、「体型の悩みあるある」や「体型にまつわるエピソード」を募集。結果1526件のリツイートがあった。これらのツイートを基に、今回公開した「みんなの体型あるあるを歌ってみた!」が完成した。
「フォーエルがターゲットとする顧客層である体の大きな人は、他衣料品店で展開されている服のサイズ等があわず、『着たい服』ではなく『自分が着られる服』を選ばざるを得ないという現状があります。今後もフォーエルでは、体の大きい人を応援する様々な活動に取り組んでまいります」(はるやま商事担当者)。