凸版印刷は12月10日から、印刷博物館 P&Pギャラリー(東京・文京区水道橋)で「世界のブックデザイン2021-22」展を開催する。日本やドイツ、オランダ、オーストリア、フランス、カナダ、中国の造本コンクールなどで入賞した図書約160点を展示する。会期は2023年4月9日まで。
日本からは第55回「造本装幀コンクール」の受賞図書が対象。文部科学大臣賞と日本印刷産業連合会会長賞を受賞した、村山純子氏の著作であり装幀も手がけた『てんじつきさわるえほん さわってたのしいレリーフブック さかな』(小学館)をはじめ21点の図書がお目見えする。
2022 年2 月、ドイツのライプチヒで開催された「世界で最も美しい本2022 コンクール」の受賞図書も並ぶ。討議は1 年ぶりに対面で行われたものの、物流の停滞により本の送付が間に合わなかった国があるなど、パンデミックの影響が残る中での開催となった。
会期中は、造本装幀コンクールにまつわるトークショーのほか、美篶堂と本づくり協会による製本ワークショップも開催される。
2月19日に現地開催されるトークショーでは、第55回「造本装幀コンクール」に入賞した『広告 Vol.415 特集:流通』を手がけたデザイナーの上西祐理氏、加瀬透氏、牧寿次郎氏らが出演する。