「推し」がいると回答のシニア女性は35% ハルメクがシニアトレンドを発表

雑誌『ハルメク』を発行するハルメクホールディングスの社内シンクタンク「ハルメク 生きかた上手研究所」が、「2022-2023シニアトレンド」を発表した。

『ハルメク』は、主に50代以降の女性を対象にした雑誌。今回、「ハルメク 生きかた上手研究所」において2022年に実施・発表した調査結果などをもとに、2022年以降も続くことが予想されるトレンド、及び2023年のトレンドの芽として6つのキーワードにまとめ、分析した。

1.「スマ活シニア」
同研究所が55~74歳の女性544名を対象に実施した「デジタルとネットの活用についてのアンケート」(2022年11月発表)では、昨年より2.1ポイントアップの94.3%がスマートフォンを利用していると回答。コロナ禍を経て、動画、SNS、スマホ決済、ポイ活など、デジタル活用が急速に進んだ。今後はスマートウォッチや音声サービスの利用が拡大の兆し。

2.「推し活で若返り」
50~84 歳の女性 559 名を対象に行った「シニアの『推し』に関する実態調査」(2022年8月発表)では、推しがいるシニア女性は35.2%。推しに使う平均金額は年間9万円だった。

3.「とっくにSDGs」
「食材を使い切る」「無駄使いしない」など丁寧な暮らしを続けてきたシニア世代。これからも賢いSDGs生活をけん引するオピニオンリーダーに。20~79歳の男女1,200名を対象に「SDGsに関する意識と実態調査」(2022年3月発表)では、SDGsの内容まで知っている人は全体で64.4%。70代では72.0%と他世代よりも高かった。年代が高くなるほど、今すぐ取り組む意識が高くなり、70代では63.0%だった。

4.「コンパクト終活」
生前整理を「シートに書くだけ」、葬式準備を「身内だけ」といったコンパクトな終活がトレンドに。

5.「AGE(アゲ)メイク」
外出意欲の高まりで、年齢に合ったポイントメイクで華やぎたいというマインドがさらに高まっている。

6.「素材まるごとおやつ」
加齢で不足しがちなカルシウムや食物繊維をおいしく手軽に摂れるおやつのブームが続いている。


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