小田急不動産は1964年に小田急グループの総合不動産会社として創立された。分譲業・賃貸業・仲介業を主軸に事業を展開し、東京本社のほか、支店及び事業所6カ所、小田急線沿線の営業店舗17カ所を有している。
同社は社員のモチベーションアップや知識の向上を目的に研修を2年連続で実施。それが200種類以上におよぶ宣伝会議の教育講座から選りすぐった任意のオンライン講座を受けることができる研修メニュー「スタンダードトレーニング」だ。同社経営企画本部 経営企画部顧客開発・IT推進グループの白石光次氏に受講の動機と学びの定着方法について聞いた。
—— 現在の業務内容を教えてください
白石:私が所属する顧客開発・IT推進グループは、既成約者の会員組織の運営、またイベントやWEBコミュニケーションを通じて顧客や沿線住民との関係強化を図るなど、中長期的に顧客を育成していき、将来の収益貢献につながる活動を推進しているグループです。
当グループにはアルバイトを含めると30人ほど在籍していますが、勤務場所は本社あるいは住まいの相談を受け付ける「住まいのプラザ」という店舗であったりとそれぞれ違っています。
—— 受講の目的を教えてください
白石:当社には技能職社員という制度があります。当グループの技能職社員の多くは「住まいのプラザ」に勤務しています。技能職社員は業務領域が限定的であることから、ともすればルーティンワークの繰り返しに陥りがちです。そこで、技能職社員のモチベーションアップ、知識やスキルの向上を主な目的に、昨年度から「スタンダードトレーニング」を受講しています。
受講に当たっては特定の講座を推奨することはしていません。講座数が多いので、その中で自分の業務に役立てそうなもの、また、直接的には業務に活用できなくても知識の拡充に寄与する講座などを自由に選択し受講してもらっています。今年はデータ分析・活用とマーケティング分野の講座を受講した者が多かったです。
—— 受講は現場の業務にどのように役立っていますか
白石:「住まいのプラザ」は、多様な属性のお客様にご利用いただいております。そのため、シニア向けのマーケティング講座や女性向けマーケティング講座などの受講がありました。お客様とのコミュニケーション方法や交渉術、また、ターゲットを意識した広告物デザイン戦略など、講座内容が具体的で実務に役に立ったという感想が寄せられています。
また、当グループは業務が施策中心のため、データ分析の部分が弱いという課題を抱えていました。今回、多くのメンバーがデータ分析関連の講座を受講したのをみて、データリテラシーに対する意識の高さを感じました。
—— 受講に際して工夫した点はありますか
白石:前年度は保有していたチケットを全て消化することができませんでしたので、今年度は全て使い切ることを目標としました。そのために、グループミーティングなどで定期的にチケットの利用状況を報告しました。そうすることで、メンバーがチケットの残り枚数を確認でき、受講促進につながったのではないかと思います。
また、受講後は知識やスキルの定着を図るために勤務場所ごとに簡単な報告会を行っています。
—— 今後どの分野に注力して、人材育成をしていきたいですか
白石:これまで、顧客データについては、各部門がそれぞれの基幹システムを持ち、バラバラに顧客管理をしていました。そこで、現在当社では、顧客統合基盤の構築に向けて「顧客情報の全社活用プロジェクト」を立ち上げ、新システム導入を推進しております。今後はデータを分析して理解する力を持った人材を育成するためにも、データ分析・活用に関する講座をより多く受講していきたいと思っています。
「宣伝会議 オンライン版スタンダードトレーニング」でした。
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株式会社宣伝会議 教育事業部
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