ProFutureの研究機関・HR総研は、「ウェルビーイングと健康経営」に関する調査の結果を発表した。
「ウェルビーイング経営」や「健康経営」といった、従業員の価値を最大限に引き出すことで企業価値を向上させる取り組みに注目が集まっていることを受け、企業の人事責任者・担当者を対象に調査を実施。調査期間は、2022年9月26日~10月3日。有効回答は221件。
それによると、身体的・精神的・社会的に満たされた状態を指す、ウェルビーイングの認知度については、従業員数が1001名以上の大企業では75%が「以前から意味も知っている」と答えた一方で、300名以下の中小企業では42%にとどまった。
ウェルビーイングの実現に向けた取り組みの実施状況については大企業で40 %が「実施している」と回答。またパーパスの社員浸透度別にみると、「浸透している」企業群において44%が「実施している」と答えている。
ウェルビーイングの推進で得られている効果について聞く質問では、「社員のエンゲージメント向上」「社員のモチベーション向上」が上位だった。