1月9日から、東京・表参道にてスタージュエリーのプロジェクト『BEAR FOR PEACE – STAND WITH UKRAINE』をテーマにした広告の掲出が始まる。
同社は、世界の子どもたちを支援するクリスマスのチャリティプログラム「BEAR FOR PEACE」を長年続けている。このプログラムでは、テディベアのぬいぐるみ「HOLIDAY BEAR」が付いたクリスマス限定商品の売上の一部をユニセフに寄付している。2022年は日本に避難しているウクライナの子どもたちに安らぎを贈るべく、ウクライナカラーでテディベアを制作。昨年10月に、社員全員による手書きのメッセージカードを添えたテディベアを、横浜市国際交流協会ウクライナ避難民支援センターにて、社員から子どもたちに贈呈した。
そして、1月9日からは写真家・宮本直孝氏が撮り下ろした子どもたちのポートレイトを使った広告が、東京メトロ・表参道駅コンコースに掲出される。
宮本氏は1990年にイタリアに渡り、オリヴィエーロ・トスカーニ氏に師事後、2005年に帰国。以降、広告、ファッションなどのフォトグラファーとして活動している。これまでにも同コンコースで自主的に写真展を開催しており、2022年は在日ウクライナ人のポートレイト展「STAND WITH UKRAINE」を実施している。
今回、宮本氏の「STAND WITH UKRAINE」展を見たスタージュエリーから「彼らの言葉にできない想いを届けたい」と、撮影の依頼があったという。
「ただぬいぐるみをもらってうれしいという子供の笑顔を撮影することに抵抗があり、最初はお断りしたんです。でも、日本に避難している子供たちの写真展を開催すれば、またウクライナに関心を持ってもらえる機会になるんじゃないかと考えて、スタージュエリーさんに表参道で写真展をやりませんかと提案しました」(宮本氏)
ウクライナ人コミュニティのネットワークにより募集を募り、東京都内・神奈川・埼玉・千葉そして山梨から集まってくれた 15 家族による 1 ~13 歳の 21 名の子どもたちが撮影に集まった。いずれもウクライナカラーのぬいぐるみを持っているが、写真はモノクロにし、子どもたちの笑顔ではなく、あえて真摯な表情をとらえている。そうして撮影された子どもたちの写真を使った広告が、表参道駅コンコース(AD ウォール・B1 出口付近)に掲出される。この広告は、同社にとってCSR広告となる。
「どう考えたって幸せを感じる状況じゃないのだから、子供だってきっと感じているに違いない、つらい気持ちやそれをなんとか乗り越えようとしている気持ち、ウクライナのことに関心を持ってと訴える気持ち、それらがどんな割合でどんな感じになるのかは実際撮ってみないとわからなかったのですが。そんなことを考えながら撮影に臨みました」(宮本氏)
本広告の掲出は、1 月 15 日まで。
スタッフリスト
- 撮影
- 宮本直孝
- AD
- 富田 光浩
- ヘア
- Tomo Tamura
- ST
- 大貫まりこ
- レタッチ
- 佐藤加奈子