デザイン集団「groovisions」(グルーヴィジョンズ)が1月24日から、京都dddギャラリー(京都市下京区)で展覧会「ppp groovisions」を開催する。会期は3月12日まで。
1993年から京都でモーション・グラフィックを中心に音楽関連の領域で活動を始めたgroovisionsは1997年、拠点を東京へ。2023年、活動開始から30年の節目を迎える。京都での展覧会開催は初であり、タイトルにある「ppp」は会場となるdddギャラリーの「ddd」を逆から見たもの。会場のどの方向からでも彼らのデザインワークを観覧できる、実験的なインスタレーションとなっている。
特定の年齢や性別、国籍も設定されない人型キャラクターのグラフィックデザインシステム「chappie」(1994年開発)で知られるように、デザインやアートといったフレームにとらわれない独自の創造スタイルを体感できる展示となる予定だ。
groovisionsはピチカート・ファイヴのステージビジュアルにはじまり、RIP SLYME、FPM などの CD パッケージや MV のディレクション、チョコレート専門店「100%ChocolateCafe.」(明治)や西日本シティ銀行ALL IN ONEなどのVI、JT の CASTER をはじめとするパッケージデザイン、メゾンエルメスのウィンドウやノースフェイス展、イームズ・デザイン展などの展覧会ディレクションなどを手がけてきた。キャラクターの「chappie」は、ドコモやJTBなど多数の企業・ブランドのイメージキャラクターとして起用された。