パルコは1月18日、2023年の春夏シーズン広告を公開した。クリエイティブディレクターにウクライナの映像監督 Tanu Muino(タヌ・ムイノ)氏を日本企業として初めて起用。春夏秋冬4つの季節を表現した動画で、ひとつの物語を描く。
Tanu Muino氏は、ウクライナ出身の映像監督・フォトグラファー。ウクライナの最高のパフォーマンスを祝うプロジェクト「YUNA」音楽賞で、2016年から2018年まで3年連続でBestVideoClipを受賞したほか、GUCCI 『CASA DELLA CULTURA DI GUCCI』(2021年)他、複数のファッションブランドのムービーを手掛けている。
2023年シーズン広告のテーマは「NEW DEPARTURE」。『トンボとアリ』の寓話(『アリとキリギリス』のウクライナ版)をモチーフに、ファッショナブルなハッピーエンディングストーリーをTanu Muino氏特有の世界観で表現した。
広告内の衣裳では、2023年のトレンドファッションである「クリノリン」「パニエ」「マーメイドコア」などの18世紀のクラシックなロココスタイルや、トレンドカラーのパープルなどを取り入れ、ファッションの楽しさも表現した。
パルコではこれまで、ポスターを主体とした広告を展開してきた。映像を基軸とした広告制作は今回が初めて。同社によると、世界的にDXが加速し、ファッションショーのオンライン化やラグジュアリーブランドによるムービーを活用したSNSでの広告訴求が活発化しているという潮流を反映したという。
今回公開された約2分間のムービーではプロローグが、7月中旬頃に公開されるムービー(約3分間)では物語のターニングポイントとエンディングが描かれ、春夏広告・秋冬広告を通して約5分間のひとつの物語が完成する。
フルムービーは特設サイトの他、シブヤテレビジョン・池袋パルコビジョン・表参道青山サイネージ等で放映予定。
スタッフリスト
- 企画
- RCKT/Rocket Company*、 PARCO
- 制作
- UA Production+Palma Pictures
- CD+フォトグラファー
- Tanu Muino
- シネマトグラファー
- Nikita Kuzmenko
- ST
- Lisa Jarvis、Gloria Iyare
- ヘア
- Maksim Nikitochkin、Julia Stets
- メイク
- Kristina Kuzikova
- メイクアップアシスタント
- Rina Balinskaya
- 振付
- Denis Stulnikov
- Pr
- Dima Malichev
- PM
- Elena Onishchenko、Kristyna Podolska
- プロダクションCRD
- Sofia Cintas
- Pr アシスタント
- Oleg Ivanov、Lula Santandreu
- AD
- Helen Gadjilova
- 小道具
- Gala Venglovska、Pilar Valleo、Pedro Arenas、Toni Pascual
- ロケーションマネージャー
- Jacobo Gutiérrez
- キャスティングディレクター
- Sofi Pashkual
- 出演
- Valeriia Karaman、 Gladstone Makhib、 Olha Shevchuk、 Masha Yakobchuk、 Sofia Kolomiets、 Alina Kobyliak、 Sandra Ezenva、 Anatoliy Sachivko、 Sofi Pashkual、 Vasyl Pimenov、 Lina Nhuien、 Natalie Kononenko、 Anton Obukhovskiy
- VFX
- Roman Onufriychuk
- カラリスト
- Joseph Bicknell、Company 3
- Gaffer
- Rost Vasyliev
- 照明
- Mykhailo Lisovskyi、 Serhii Sukhenko、 Mykola Reukov
- Focus
- Archil Siradze
- CAM
- Albina Vynar
- 撮影+デジタルアシスタント
- Gonzalo Hevia
- スペシャルサンクス
- Patriot Rental