伊藤忠商事は、2023年1月4日に日経・朝日・産経・読売・毎日新聞の5紙に企業広告を掲載(日経のみ30段、他は15段)。企業CM「暮らす。愛する。商いする。『衣食住物語_2023冬』」篇のオンエアを開始した。
これは、2022年にスタートした伊藤忠商事_Dear LIFE 『暮らす。愛する。商いする。』シリーズとして制作されたもの。生活に寄り添う総合商社である同社が最も大切にしている想いを、衣食住の物語にしてCMと新聞広告で展開している。
「生活者の目線をテーマに、昨年夏にスタートした企画の第2弾です。お正月は“生活”と“商い”の距離をなるべく感じないように、家族との関係のように何気ない自然体の空気感をイラストレーターの安藤巨樹さんに描いてもらいました」と、クリエイティブディレクター 戸田宏一郎氏。
1月4日は、多くの人にとって生活がはじまる日。そこで、新聞広告では「OHAYO」(日経新聞)、「ITADAKIMASU」(読売新聞)、「OKAERI」(毎日新聞)、「ITTEKIMASU」(朝日新聞)、「OYASUMI」(産経新聞)という挨拶のフレーズをいれて、未来を考えながら心地よく暮らす日々をイラストで表現している。
「ともすると、昨日より今日は少し頑張らなきゃとか、あの人より自分はやれているのかな?とか、いろいろ見回してしまう世の中ですが、家族や気のおけない仲間との日常は意外と毎日変わり映えしないものの積み重ねかもしれません。挨拶やかける言葉も毎日おんなじですが、そこには愛情や信頼が丁寧に染み込んでいきます。大切な人からの挨拶には、新しいも古いもないですものね」(戸田氏)
ローマ字で表記された挨拶のフレーズも、安藤さんが描いたもの。今回、これらのフレーズをローマ字にした理由を、戸田氏は次のように話す。
「あえてローマ字にした理由は、いろいろあるのですが、一枚の絵画のように扱いたくてタイトルのように表現しました。絵のタイトルとして、新年の仕事始めにみんなの家庭や仕事場に届くように、と考えました。『おはよう』『いただきます』という感動詞をそのままの平仮名やカタカナで書くと、挨拶としての機能しか持ち得ませんが、この企画では新年の贈り物として物性化したかった、と言うのがローマ字にした趣旨です」(戸田氏)
CMは、雪景色の中を歩く女子高生が会話する朝のシーンから始まる。そして昼は、ぬか漬け、湯たんぽといった、昔ながらの生活の知恵を孫たちに教える祖母の姿を。夜は、高校受験を控えた中学生の長男にお夜食を届けにきた母と、1日を通して生活の中のワンシーンがつながれていく。CMは朝、昼、夜のシーンをつないだ「衣食住物語_2023冬」篇(90秒)のほか、それぞれの時間を切り取った30秒の3本のCMも公開されている。
スタッフリスト
- 共通
- 企画制作
- CC INC.+電通+ギークピクチュアズ
- AD+CD
- 戸田宏一郎
- Cy
- 有元沙矢香
- 企画
- 志伯健太郎
- D
- 田代祐美子
- グラフィック
- イラスト
- 安藤巨樹
- レタッチ
- ?川たけし
- CPr
- 明石幸恵
- Pr
- 稲留福太郎、宮嶋奈々海
- PM
- 五道ひとみ
- BP
- 小田純生、高橋知也
- CM
- Pr
- 早坂匡裕
- PM
- 松野 佑也
- 演出
- 田中嗣久
- 助監督
- 千代谷健史
- 撮影
- 市橋織江
- 照明
- 崎本拓哉
- 美術
- 我妻弘之
- 録音
- 横山欣也
- ST
- 伊賀大介
- HM
- 古久保 英人
- CAS
- 元川益暢
- 編集(オフライン)
- 今村徳孝
- 編集(オンライン)
- 村田千登志
- カラリスト
- 大角綾子
- 音楽
- 山田勝也
- 出演
- 仲吉玲亜、寺島季咲、草村礼子、磯辺れお、峰岸慶、佐藤優太郎、荻野みかん、田中凛太郎