ユーグレナは1月25日、東京都庁にて、次世代バイオ燃料の「サステオ」を使用した都営バスの出発式を実施した。同日より1カ月程度、都営バス58両がバイオ燃料によって運行される。そのうち5両は、SDGs応援活動をするハローキティのラッピングバス。出発式には、小池百合子東京都知事、ユーグレナの出雲充社長、ハローキティが参加した。
このバイオ燃料を使用した都営バスは、ユーグレナが東京都と締結した「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」に基づくもの。高田馬場と上野公園を結ぶルート、新宿と都庁を循環するルートなど、小滝橋自動車営業所管内の7路線を運行する。
今回使用する「サステオ」は、バイオマス(生物資源)が原料。都営バスのエンジンに対して内燃機関を変更することなく使用できる次世代バイオディーゼル燃料だ。燃焼段階では二酸化炭素を排出するが、バイオマスが成長過程で光合成する際に二酸化炭素を吸収することから、排出量が実質的にゼロとなるカーボンニュートラルに貢献するとしている。