日清ヨークは、2023年1月より「ピルクルミラクルケア」の新CM「夜中にまさのり」篇をオンエアしている。前回の「ピルクル400」に続き、登場するのは人気芸人「錦鯉」の長谷川雅紀さんと渡辺隆さんだ。
【前回の記事】「ピルクル400」CMに錦鯉が登場、長谷川さんが「ピルピルピルクルダンス」を披露
舞台は、夜の寝室。そこへ現れたのは、ピルクルミラクルケアの着ぐるみを着た長谷川さんだ。「ピルクルミラクルケアが、睡眠の質を改善し、疲労感を軽減するヨー! 」。夜中に大声で起こされ、慌てながらも「うるせぇ、夜中だよ」と冷静なツッコミをする相方の渡辺さん。何度ツッコまれても起き上がり、長谷川さんはピルクルミラクルケアについて渡辺さんに伝えていく。
「ピルクルミラクルケアが睡眠の質を向上し、疲労感を軽減することをメッセージしました。そして、今流行っている睡眠の質向上を謳う商品群の中でも、ピルクルは安いので続けやすいということもポイントでした。これらを誰にでもわかりやすくインパクトを持って伝えるには、やはり錦鯉さんが一番ですので、今回も錦鯉さんに出演していただきました」と、クリエイティブディレクター 松村祐治氏。
本CMシリーズでは、2021年にお笑い芸人 Everybodyさんが出演したときから変わらず、シンプルなワンカットで撮影、その中でピルクルの着ぐるみを着てもらう手法を踏襲している。
「これはピルクルCMの記号性、財産だと考えています。今回も過剰に演出しすぎることなく、錦鯉さんらしさを生々しくそのまま映像に定着させることを狙いました」(松村氏)
そして今回も、「睡眠の質改善が人気だから、ピルクルも乗っかって作ったよ!」「睡眠で疲労感を軽減して、こんなに安いってやばいの?」といったセリフが、SNSで話題を集めている。
「ピルクルミラクルケアを選んでいただくためには、安さを伝えることも大事ですが、愛される存在になることも不可欠だと考え、今回のCMでは、言わなければいけないことをしっかり伝え、言わなくてもいいこともしっかり伝える、バカ正直なCMを目指しました。『そこまで言わなくてもいいのに、もう!ピルクルは正直者でかわいいやつだなー、仕方ない、今日はピルクル買っちゃうか!』作戦です」(プランナー 森昭太氏)
セリフと共に注目されているのが、渡辺さんにつっこまれる度に破けていく、長谷川さんの頭にある蓋だ。
「ピルクルの蓋を破いた時の破れ方や質感を再現すべく、造形屋さんに試行錯誤いただき、極限まで本物の蓋に近づけた着ぐるみ用の蓋を制作いただきました。しかも撮影当日には本場用、練習用合わせてかなりの数の蓋をご用意いただき、造形屋さんの“何枚でも破いていいですよ”という一言で現場に歓声が上がりました」(森氏)というように、クライアントと制作スタッフも注力した部分でもあるのだ。
「渡辺さんがつっこむたびに毎度毎度フタが破れるという展開も、紙の上で考察していた以上に、実際撮影してみると非常にバカバカしく素晴らしかったです。激しいつっこみが長谷川さんのセリフを、さらに際立たせました」(松村氏)
実はこのCM、当初はWebのみで公開していたが、評判がよく、2023年に入ってからテレビCMのオンエアを開始したという。
「嬉しいことに商品の販売も好調でして、あらためて“わかりやすいけどインパクトのあるCMは、作るのは難しいけど、うまくできたら強いな”と感じました」(松村氏)
「ピルクル ミラクルケア」は昨年9月に発売、一カ月で累計出荷数1200万本を突破しており、好調な売れ行きを示している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+フロンテッジ+ソーダコミュニケーションズ
- CD+企画+C
- 松村祐治
- 企画+C
- 森昭太
- 企画
- 中原小百合
- Ag-Pr
- 福島隆雄
- Pr
- 今野俊也、橘慎哉
- PM
- 依光彩良
- 演出
- 渋江修平
- 撮影
- 平岩伶魚
- 照明
- 前島祐樹
- 美術
- 松永桂子
- ST
- 大瀧彩乃
- HM
- 光野ひとみ
- CAS
- 相澤祥惠
- 編集
- 吉野一輝
- カラリスト
- 根本恒
- 録音+MA
- 大野鉄平
- AE
- 蕪木真哉、田端善弘、山本達也
- NA
- 根岸薫子
- 出演
- 錦鯉