2027年国際園芸博覧会協会は2月8日、開催1500日前記者発表会を開き、「GREEN × EXPO 2027」を正式略称にすると発表した。これはSDGsやGX(グリーントランスフォーメーション)の実現に貢献し、これからの自然と人、社会の持続可能性を追求し、世界と共有する場であることを表現している。
また博覧会の推進にあたって「GREEN × EXPOラボ」を発足。そのメンバーとして、チェアパーソンに涌井史郎氏、マスターアーキテクトに隈研吾氏、農&園藝チーフコーディネーターに賀来宏和氏、運営事業チーフディレクターに若松浩文氏が就任。屋内展示企画やキービジュアルを蜷川実花氏が担当すると発表した。
加えて、2022年10月より一般公募していた博覧会の公式ロゴマークの最優秀賞作品を発表。選考委員会が8日に最終選出し、1204点の応募の中から喜多祐子さんの作品が選ばれた。緑から受け取るやすらぎや爽やかな大気を表現し、宙に舞う花びらや木の葉を連想させるパーツが重なる。全体イメージは横浜市の花であるバラ。
2027年3月から9月にかけて開催する同博覧会。国内では1990年大阪・花の万博以来、37年ぶりとなる、最上位A1クラスの国際園芸博覧会。日本で通算7回目の博覧会国際事務局(BIE)認定の万博となる。会場は、旧上瀬谷通信施設(神奈川県横浜市)。「幸せを創る明日の風景」をテーマとする。