「動物会議 緊急大集合!」34人のポスター120点展示 永井一正氏が監修

東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで2月9日から、企画展「動物会議 緊急大集合!」がスタートした。会期は3月25日まで、日曜・祝日休。入場無料。

ドイツの詩人・作家であるエーリッヒ・ケストナーの絵本『動物会議』(1949年刊行)にインスピレーションを受け企画されたもので、「人間と動物との共存と平和」を体現するポスター約120点が展示される。監修は永井一正氏。

田中一光「Japan」日本グラフィックデザイン協会,1986

永井一正「LIFE」富山県美術館,2017


今回展示されるのは、青葉益輝、浅葉克己、粟津潔、井上嗣也、奥村靫正、葛西薫、亀倉雄策、河口洋一郎、木村恒久、K2、河野鷹思、小島良平、佐藤晃一、佐藤卓、U.G.サトー、佐野研二郎、新村則人、田名網敬一、田中一光、戸田正寿、永井一史、永井一正、永井裕明、中村至男、野田凪、服部一成、早川良雄、原研哉、福島治、福田繁雄、松井桂三、松永 真、横尾忠則、和田誠ら、日本のグラフィックデザイナーやアートディレクター、アーティスト34人が制作したポスターの数々だ(敬称略)。

いずれも「動物」というモチーフを通じて、生命、環境、戦争、文化、社会に対する問題意識や危機意識を表明したグラフィックメッセージとなっている。

井上嗣也「SHIBUYA, Last Dance_」PARCO MUSEUM, 2016

新村則人「無印良品キャンプ場 テントウムシ「本気で遊ぼう」」良品計画,2007

同タイトルの企画展が既にローマ日本文化会館で2022年5~7月にかけて開催され、現在パリ日本文化会館に巡回中。今回はローマでの展示を再構成し、さらに多様性を意識した構成となっている。


 

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