永谷園は3月上旬から、4月に小学校に入学する年長児を対象にした「お茶づけ海苔」のサンプリングを全国47都道府県で実施する。配布対象は約17万人で、「めざまし茶づけ」として朝食にお茶づけを食べる習慣を提案するもの。
本施策は2022年3月にも23都道府県を対象に実施。小学校入学で環境や生活リズムが変わり、子どもが「朝起きられない」「朝食をなかなか食べてくれない」といった悩みを抱える家庭は多いという。そこで、食べやすく準備や片付けに時間のかからないお茶づけが解決してくれるという点をアピールする狙い。
昨年のサンプリングを体験した児童の保護者からは「忙しい朝には本当にお助けアイテムだった」「いつもは食欲のない子が『おかわり!』と言って全部食べた」などの反響があったという。今年は配布エリアを全国に拡大。「お茶づけ海苔」4袋入とリーフレットを幼稚園、保育園、認定こども園に配布する。
同社の担当者は「昨年はサンプリングを実施した園の最寄りの小売店舗で、売上の伸長に繋がった事例もあり、今後も引き続き忙しい朝に不安を抱える子育て世帯とのタッチポイント作りと、小売店舗への展開に注力していきたい」と話した。