京王線仙川駅にサラダスタンド設置 データ活用の実証実験を開始

京王電鉄とReGACY Innovation Group(以下、ReGACY)は、オープンイノベーションの実現を目指す「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」の採択企業であるKOMPEITO社と共同で実施する実証実験の第二弾として、京王線仙川駅に自動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」(以下、「SALAD STAND」)を設置する。

「KEIO OPEN INNOVATION PROGRAM」は、企業のイノベーションを支援するReGACY社と京王電鉄による、外部企業との共創による価値創造を図る事業。2022年7月にスタートし、7社の採択企業が決定していた。

KOMPEITO社が企画・運営する「SALAD STAND」は、産直野菜を使用したサラダやコールドプレスジュースなどを冷蔵販売できる自動販売機。今回の施策では販売情報のほか、付帯するAIカメラで自販機前の往来データを個人が特定できない統計データとして取得し、適正な商品ラインアップや販売方法の構築、駅構内のテナント誘致等に活用する。

1月に実施した渋谷駅に続き、駅周辺の住民や通学利用者の多い仙川駅(東京・調布市)に設置することで、データの蓄積につなげるとしている。また、今回は専用の冷蔵キャリーケースを用い、鉄道を利用した配送も行う。

また同自販機は「ダイナミックプライシング機能」も搭載しており、フードロス削減に向けて、設置後の販売動向などのデータをもとに、最適な価格を導き出して販売することも今後検討していく予定だという。

設置場所は京王線仙川駅の1番ホーム上で、2月27日15時から販売を開始する。


 

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