ビデオリサーチの生活者研究シンクタンク「ひと研究所」は、映像系、SNS、音声系など60メディアを対象に利用シーンを分類した「第4回メディアポジショニング調査」の結果として、「メディアポジショニングマップ」を発表した。調査・分析を実施したビデオリサーチの「ひと研究所」は「生活の場面ごとにメディアを見ることで、思わぬ競合関係が見いだせることもある」としている。
2022年度の「メディアポジショニングマップ」では、「自宅でのリビング・居間でのくつろぎ」の生活シーンに、「YouTube」や「Amazonプライムビデオ」「TVer」などオンライン動画配信サービスが定着していることが見てとれる。
「コロナ禍での変化として、『居間やリビングでのくつろぎの時間』への動画サービス利用の流入(利用シーンの拡大)が顕著。メディアの利用シーンは社会の変化などによってもシフトするため、継続的に把握して変化の兆しを捉えることがメディアビジネスにおける大きなヒントになると考えている」(ビデオリサーチひと研究所)
「自室でのくつろぎ・ベッドの中」では、雑誌や漫画と、SNS、短尺動画がせめぎ合う。利用シーンは、どのような広告表現が適切かにも関わってきそうだ。
「メディアと情報があふれる時代において、生活者の目線からメディアを俯瞰してとらえることが、生活者に『使ってもらえる』メディアであり続けるのに重要。本調査は、そのための基礎となる知見として、意義があると考えている」(ビデオリサーチひと研究所)
「第4回メディアポジショニング調査」は、調査対象者を約4800人から約9000人に拡大し、15歳〜29歳のサンプルを大幅に増やした。メディアのカテゴリー別や詳細ターゲットでの分析も受け付けるという。
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