ADKクリエイティブ・ワンが発行する広報誌「ちい告」が、バンダイの「ガシャポン」とコラボレーション。「無意味枕詞」のラバーマスコットが2月に発売となり、全国の「ガシャポン」販売店で展開されている。
「ちい告」は、名刺サイズのフリーペーパー。現在、不定期発行で、毎号“広告されないちいさなモノゴト”に光を当てている。そんな「ちい告」が商品化につながった背景を、ちい告編集部は次のように話す。
「編集会議をしている時、‟ちい告の切り口や世界観って、ガシャポンと相性がいいよね!”と盛り上がり、営業の力を借りてバンダイさんに提案する機会を得ました。そこでありがたいことに『無意味枕詞』という企画を気に入っていただき、商品化に至りました」
編集スタッフは、イラストがメインの企画を中心に全5案をバンダイに提案し、その中で唯一“言葉”を主役にしたこの企画が採用となったという。
「‟私もつい言っちゃいます”‟こういうフレーズもつけがちですよね”と、共感していただけました。また、ガシャポンの他のシリーズでも言葉(フレーズ)をラバー化した商品があるのですが、単体で付けるだけではなく、別のストラップと一緒に付けるという楽しみ方があるそうです。そういった成功例もあり、この企画に可能性を感じてくださったのかもしれません」
マスコットになったのは、「全然いいんだけど、」「感想程度なんですが、」「イヤとかではなくて、」「自慢じゃないけど、」「あなたの為を思って言うとね、」「5分で終わるんだけど、」「要するに、」「昔の話だけど、」の8つの言葉。
「これは、自分たちの実体験から言葉を選んでいます。ちい告編集部は3人チームなのですが‟打ち合わせでよく聞くな”‟これつい言っちゃうよね”といった言葉を出し合って、3人が共感するものを全8種のバランスをみながら決めました」
ちょっとした遊び心として、ラバーの裏面には“本音”を忍ばせている。
「『全然いいんだけど、(全然よくない)』『感想程度なんですが、(しっかりとした意見に続く) 』といった内容です。『無意味枕詞』というタイトルの通り、‟その前置き、いる!? ”とツッコミを入れたくなるようなフレーズに絞られていきました」
発売後、各販売店のSNSでは「完売」を報告するツイートも多数見られている。
「そういえばこんな無意味枕詞もあったね!とちい告メンバー内で話していて、ネタはまだまだありそうです。いつか第2弾が実現できたらいいなと思っています」
スタッフリスト
- 企画制作:
- ADKクリエイティブ・ワン+ADKマーケティング・ソリューションズ+CHERRY
- 企画:
- ちい告編集部
- C:
- 川瀬真由、片岡良子
- AD:
- 大橋謙譲
- 営業:
- 町田悠至
- D:
- 浜野克彦
- I:
- 深川優