富山県を離れる若者へ、親からの『エール』と『本音』を伝えるプロジェクト

富山県は、県外に進学・就職する若者を応援する『I’m Your Home.富山県 富山から旅立つあなたへ 〜親からの「エール」と「本当の気持ち」〜』プロジェクトを2月22日から3月7日まで実施。3月10日より、プロジェクトムービーを公開した。

商業施設「MAROOT(マルート)」のフラッグ。

同施策は、保護者からの「エール」と子どもが自立していくことで感じる「本音の気持ち」を集め、富山県外に進学・就職する若者へ向けて発信するプロジェクト。

今回のプロジェクト実施にあたり富山県では、若年層の人口流出が顕著となる中、県内に若者をとどめようとするのではなく、「前途ある若者の夢を後押ししたい」「大きく羽ばたいてほしい」という気持ちを表現することで、「富山県との心理的なつながり」を感じてもらうことが重要だと考えたという。事前に県内の高校生・大学生にグループインタビューを行ったところ、「県内にいない著名人に応援されても共感しない」「地域の人から応援されると嬉しい。でも本当は親から言われるともっと嬉しい」と意見があった。

そこで、親からの「エール」と同時に寂しさを抱える胸の内である「本音」を表現したビジュアルを制作。商業施設「MAROOT(マルート)」の外壁懸垂幕・フラッグ・エレベーター脇デジタルサイネージ等、JR富山駅構内・商業施設「とやマルシェ」・商業施設「マリエとやま」デジタルサイネージなど43カ所に掲出した。

3月10日に公開されたプロジェクトムービーでは、メッセージを掲出する作業のシーンから始まり、そのメッセージを見上げる学生たちや親子で一緒に眺めている様子が収録されている。

CDを務めた岡本達哉氏(大広北陸)は、次のようにコメントしている。

「次代を担う若い方々の、『挑戦するきもち』や『自分らしい自由な生き方』は決して否定できるものではありません。富山県を『いつでも帰れる場所』として感じてもらうためには、嘘偽りない気持ちで伝えることが大切だと感じました。富山でこれまで暮らしてきた親から子への愛情をきっかけに本プロジェクトが広く伝わることで、いつまでも富山県との関わりを持ってくれる若者が増えることを願います」。

プロジェクトムービー

実際の掲出の様子

商業施設「MAROOT(マルート)」の外壁懸垂幕とエレベーター脇デジタルサイネージ。本プロジェクトでは保護者だけではなく、「地域の方々からのエール」として、広く県民から募ったメッセージも掲出している。

JR富山駅構内。

掲出したメッセージの一部。サイネージの左と右、フラッグの表と裏で、相反する親の心を表現した。

スタッフリスト

  I’m Your Home.富山県

広告会社
大広北陸
制作会社
富山テレビ放送+quod+バランス+ほっとすたっふ
CD
岡本達哉
企画
岡本達哉、伏見塁、海老幸宏
C
松岡佐和子、岡本達哉
AD
越川広貴
D
越川広貴、墨田智美
CPR
福島勝
Pr
森亮平
演出
伏見塁、マツシマコータロー
撮影
マツシマコータロー、田中祐樹
編集
マツシマ コータロー
PRプランナー
中川雅俊、長谷川和也、福重千佳
AE
嘉藤毅樹
WEBディレクター
海老幸宏
協力
富山ターミナルビル

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター


 

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