日本航空(JAL)は3月15日、スマートフォン決済サービス「JAL Pay」を同22日に開始すると発表した。マイル会員に提供している海外向けプリペイドサービスのアプリに機能追加する。JCBのコード決済に対応する国内のコンビニやドラッグストアで支払いができるようになる。
約3000万人の会員基盤を生かした非航空(ノンエア)事業の拡大を図る。23年度中をめどに、会員向けの「スーパーアプリ」のサービス開始を目指す。JALのノンエア領域を含む「マイル・ライフ・インフラ事業」の21年度売上収益は1516億円で、22年度は2340億円を見込む。
ノンエア領域では全日本空輸(ANA)が先行する。スマホ決済の「ANA Pay」は2020年12月に開始。ことし4月にリニューアルも予定している。マイル会員は約3800万人で、直近2年強で約100万人増加した。18年度時点のANAのノンエア領域の売上高は約3600億円で、プラットフォームの整備を通じ、25年度までに400億円の増収を目指す。