グーグルは3月28日、「Google検索」に、「パースペクティブス(視点)」「この著者について」の2つの機能を追加すると発表した。「第2回民主主義サミット」への参加に向けて発表した施策の一環。
「パースペクティブス」は、「トップニュース(英:Top Stories)」の下に表示する。検索ワード(クエリ)に関連したニュース記事の下部に、同じトピックについてのジャーナリストや専門家のSNS投稿などを配置する。数日内に米国で英語版を開始する。
「この著者について」では、検索結果に表示される、記事などを執筆した人物のバックグラウンドや経験についての情報を確認できるようにする。グローバルでは英語での検索結果に、米国では「パースペクティブス」に搭載する。
日本でも数カ月以内に、検索結果の全体的な品質の信頼性が低い場合に通知が出るようになる。昨夏導入した機能で、グーグルは「検索結果全体についての通知であって、有用な情報がないとか、特定のページの品質が低いということではない。通知が出ても検索結果は見られる」としている。
グーグルは3月29、30日に米国のバイデン大統領が主催する「第2回民主主義サミット」への参加を表明している。機能追加は「信頼できる情報へのアクセスを提供する」とした取り組みの一環。
「民主主義サミット」では、YouTubeの最高経営責任者を務めるニール・モーハン氏が、「テクノロジーの悪用とデジタル権威主義への対抗(Countering the Misuse of Technology and the Rise of Digital Authoritarianism)」と題したセッションの講演者の一人として出席する。