フジテレビは3月29日、男性社員の育児休業取得促進を目的に、ワーク・ライフバランスが推進する「男性育休 100%宣言」に賛同したと発表した。キー局としては初めて。
「男性育休100%宣言」は、ワーク・ライフバランスが2019年から募集を開始し、29日時点で159社の宣言が集まっている。育児休業が取得しやすい環境の実現に向け、経営者のコミットを明示するためのもの。自社内で男性の育児休業取得率100%の実現を目指して取り組んでいる組織、および今後、取得率をあげ100%を目指す組織により構成されている。
フジテレビでは、男性社員の育休取得率が2020年度に20%だったのに対し、2022年度は78%(2月28日までの数値)と約4倍に。コンテンツ制作に携わるクリエイターや、報道&情報制作などの現場で働く社員を含め、ワーク・ライフバランスを充実させたい考え。管理職向け「誰が休んでも回る職場づくり」研修や、他社とも交流できるプレパパ向け「父親学級」など、社内浸透施策も導入していく予定。
男性育児休業の取得率については、4月1日より、育児・介護休業法の改正で、従業員が1000人を超える企業は公表が義務づけられている。
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