ACCは、あらゆる領域のクリエイティブを対象としたアワード「2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のエントリーを、 6 月 1 日(木)より開始する。それに先立ち、本年度の各部門の審査委員長とPR部門を新設することを発表した。
63 回目の開催となる本年は、フィルム部門、フィルムクラフト部門、ラジオ&オーディオ広告部門、マーケティング・エフェクティブネス部門、ブランデッド・コミュニケーション部門、デザイン部門、メディアクリエイティブ部門、クリエイティブイノベーション部門に、新設のPR部門を加えて、全 9 部門となる。
PR部門は、昨年までブランデッド・コミュニケーション部門・C カテゴリーに据えていた「PR」を部門として独立させた。本部門では、コーポレートPRやマーケティングPR、ソーシャルキャンペーン、さらにはパブリックアフェアーズ、リスクマネジメント、CSR活動/SDGs活動、インナーコミュニケーションといった領域においても広く募集し、クリエイティビティを発揮して仕掛けたプロジェクトを表彰する考えだ。
審査委員長を務めるのは、日本マクドナルド/広報部 部長 眞野昌子氏。就任にあたり、眞野氏は次のようにコメントを寄せている。
「いま、求められる「社会と手をつなぐクリエイティビティ」をさがしに。昨今、情報入手手段やマーケティングの多様化に伴い、一方的なアプローチではなく、社会や人々とどのように手を携えるか、が重視されるようになりました。
それは、PR、つまりパブリック・リレーションズが目指す、さまざまなステークホルダーの視点を理解して、新聞・テレビ報道やオンラインメディアを通したメッセージ発信で、多くの生活者の皆さんの関心に寄り添い、想いを共有すること。そのような時代のニーズを捉え、今年、ブランデッド・コミュニケーション部門C カテゴリーが独立し、新たに「PR 部門」として誕生しました。
クリエイティビティは今や「広告」だけにとどまらず、「PR・広報」の領域においても可能性を拡張すべきものであり、このたびの「PR 部門」の新設は、“ソーシャルを起点とした発想からアクションを仕掛け、生活者と意識を共有する”といったPR ならではの視点や技を共有し、クリエイティビティを前進させるものと考えています」
また、ブランデッド・コミュニケーション部門の審査委員長を、電通/プランナー 尾上永晃氏が務める。他の部門の審査委員長は、前年からの継続となる。
各部門の応募要項については、 5 月中旬の発表を予定している。作品のエントリーは、6 月 1 日(木)~6 月 30 日(金)18 時まで。
※各部門の構成と審査委員長
■フィルム部門
・A カテゴリー:テレビCM
・B カテゴリー:Online Film
細川美和子((つづく)/CREATIVE DIRECTOR、COPY WRITER)
■フィルムクラフト部門
多田真穂(電通クリエーティブX/エグゼクティブプロデューサー、エグゼクティブオフィサー)
■ラジオ&オーディオ広告部門
・A カテゴリー:ラジオCM
・B カテゴリー:オーディオエグゼキューション
古川雅之(電通(Creative KANSAI)/グループ・クリエーティブ・ディレクター、CM プランナー、コピーライター)
■マーケティング・エフェクティブネス部門
簑部敏彦(花王/作成センター コミュニケーション作成部 コミュニケーション作成部長)
■ブランデッド・コミュニケーション部門
・ A カテゴリー:デジタル・エクスペリエンス
・B カテゴリー :プロモーション/アクティベーション
・C カテゴリー :ソーシャル・インフルーエンス
尾上永晃(電通/プランナー)
■PR 部門 ※新設
眞野昌子(日本マクドナルド/広報部 部長)
■デザイン部門
太刀川英輔(NOSIGNER CEO/JIDA(公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会)理事長/進化思考提唱者/2025 大阪関西万博日本館基本構想クリエイター)
■メディアクリエイティブ部門
中谷弥生(TBS テレビ/取締役)
■クリエイティブイノベーション部門
中村洋基(PARTY Creative Director, Founder/ヤフー メディアカンパニーMS 統括本部 ECD/電通デジタル客員ECD/combo 代表取締役)
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