日本コカ・コーラの緑茶ブランド「綾鷹」から誕生し、今年3周年を迎えた「綾鷹カフェ」シリーズがリニューアル。4月3日に新カフェメニュー「綾鷹カフェ 急須珈琲」が発売となり、4月10日には「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」と味わいをリニューアルした「綾鷹カフェ ほうじ茶ラテ」、両商品の新パッケージが登場した。それに伴い、4月4日からブランドアンバサダー 吉岡里帆さんを起用した新テレビCM「新装開店」篇の放映を開始している。
「綾鷹カフェのリニューアル、新商品『急須珈琲』の発売に合わせてスタートしたCMです。綾鷹カフェを舞台に、ストーリーが展開されます。カフェにやってくるお客さん役には吉岡里帆さん。そして、今回新たにマスター役として、お笑い芸人 モグライダーの芝大輔さんにご出演いただきました」と、クリエイティブディレクター 瀧澤慎一氏。
桜が咲く春、新装開店した綾鷹カフェの前で足を止める吉岡さん。中に入ると和モダンを基調としたカフェで、マスター役の芝さんが迎えてくれる。いつもと少し雰囲気が変わったカフェで、吉岡さんは新しいメニューに気づく。
次のシーンでは、芝さんが吉岡さんを新カフェメニュー「綾鷹カフェ 急須珈琲」でもてなす。挽いたコーヒー豆を急須にいれる様子を、吉岡さんが珍しそうに見つめ、「急須でコーヒー?」と問いかける。芝さんは「まろやかになるんです」と一言。さらに、急須にほうじ茶の茶葉が投入されると、吉岡さんが「ほうじ茶も?」と少し驚きながら尋ねる。すると、芝さんが「香ばしくなるんです」とほほ笑む。 吉岡さんは「綾鷹カフェ 急須珈琲」を手に持ち、「これは発明かも!」と驚きの表情でCMは締めくくられる。
「新装開店」ということで、本CMでは新しい綾鷹カフェの世界観を、実際にお店を作るように丁寧につくりあげていったという。
「舞台となる綾鷹カフェの美術はもちろんですが、トップカットを彩るイラストや、全体の空気を決める音楽など、‟和”を感じさせながらもモダンでオープンな印象になるよう、ディテールにこだわっています。綾鷹カフェは、‟心ほぐれるひととき”を提供するブランドです。CMにおいても30秒・15秒という時間と、その読後感で、ブランドのありようを体現することを目指しています」
またCMと同様の考え方で、交通広告・屋外広告も実施している。山手線では車内外をジャックした綾鷹カフェ 列車が走行し、地下鉄六本木駅やJR原宿・新宿駅ではポスターを掲出。今回、イラストレーションを担当したのは、坂内拓さん。綾鷹列車では青空に桜が舞う様子を、駅広告では桜の下、カフェでくつろぐ人々など、春らしいイラストを描いている。
「山手線では、いつもは広告がある枠に、坂内さんのイラストレーションと桜の花びらが舞うビジュアルで余白をつくりました。広告しない広告によるジャックです。六本木駅や新宿駅ではエスカレーター横に、春の美しい景色を描いたイラストと詩のようなコピーを交互に並べたグラフィックを掲出しています。いずれも、気忙しい春に、すこしでも心ほぐれる時間をつくれたら、という願いを込めています」
テレビCM放映後、SNSでは「こんなカフェがあったら通いたい」という声も。また、普段とは違う芝さんの姿に驚いている人も多いようだ。
「交通広告や屋外広告にも、『癒された』『ほっとする』という声をいただいていて、うれしく思っています」
山手線の綾鷹カフェ 列車は、4月17日まで走行している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 博報堂+僕とYOU+AOI Pro.
- ECD
- 篠原直樹、鈴木哲彦
- CD
- 瀧澤慎一
- AD
- 永塚剛士
- 企画
- 上野恵、森なつみ
- C
- 矢島源太郎
- アクティベーションディレクター
- 須藤拓之介
- IMX プランナー
- 鈴木英理子
- Pr
- 内海輝幸
- PM
- 宮塚佑菜
- 演出
- 中江和仁
- 撮影
- 市橋織江
- 照明
- 崎本拓哉
- 美術
- 河野博
- HM
- 渡辺了仁(吉岡)、北原由梨(芝)
- ST
- ちばひろみ(吉岡)、高橋めぐみ(芝)
- フードST
- 奥村まどか
- ポストプロダクション
- TREE Digital Studio
- 編集
- 舘沢諒(オフライン)、遠藤知洋(オンライン)
- MIXER
- 星本泰憲
- SE
- 宮良明彦
- アニメーション
- 廣瀬秋馬
- イラスト
- 坂内拓
- 音楽制作
- Ongakushitsu inc.
- 音楽Pr
- 福島節
- 作曲
- THE CHARM PARK
- 撮影場所
- メディアガーデン
- 営業
- 小川原えりか、牛田一弥、和田薫、平間晋、地引優太、松見裕子