自分の意見を臆せず発信したいから「エゴサはしない」と決めた(世良マリカ)【後編】

【前回コラム】自衛隊体験入隊やSDGsのプレゼンまで…「ミス・ワールド」審査の裏側(世良マリカ)【前編】

今週のゲストは、先週に引き続きモデル・タレントの世良マリカさん。厳しくしつけをしてくれた母親とは、人権問題や環境問題をめぐって議論が始まることもあるのだとか。そんな世良さんにアプローチするための条件とは!?世良マリカファンなら見逃せません!

今回の登場人物紹介

左から、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、世良マリカ

※本記事は2023年3月5日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

アフリカの子どもたちに関わる仕事がしたい


権八:社会的な問題についていえば、環境問題、格差、貧困……と、本当にいろんな問題が山積しているわけなんですけど。世良さんが特に興味を持って「ここに注力していきたい」というものはありますか?

世良:そうですね。今、大学でメインに勉強しているのは、やっぱり国際開発、開発経済の分野で。特にゆかりがあるアフリカの教育の分野に一番関心がありますね。教育と、あとは栄養かな。子どもたちの健康面に関わる部分に一番関心があって。その分野で将来、何か力になれたらいいなっていうのが今の目標なんですけど。具体的に何をどうしていくかというのは、まだ見えていないんですけどね。やっぱり、本来持っているはずのポテンシャルを発揮できない子どもたちがいるのがすごい悲しいな、というのが一番大きな思いで……。

権八:うんうん。

世良:これはアフリカに限らないんですけどね、学校にちゃんと通える環境だとか、ちゃんと毎日ご飯が食べられる環境とか、そういったものがあればすごく大きなことが成し遂げられたかもしれない子どもたちっていうのが、たくさんいると思うんですよ。

権八:うん。

世良:なので、そういう子たちの力になれる仕事がしたいと思っています。

澤本:今、話の中で「将来的に」っておっしゃっていたけど。将来的には何になりたいんですか?

権八:おお〜。

世良:難しいですね……。今は本当に「人生の岐路」というか、決断しなきゃいけない時期にいて。次は大学3年生になるんですね。そうすると、周りは就活を始める時期になるんですよね。

権八:うん。

世良:今はこういうお仕事をさせていただいて、話したりメディアの仕事をしたりしているので、本当にいろんな特別な経験ができるんですよね。それこそ、仕事でシンガポールに行ったりだとか、いろんな人に話を聞きにいったりというのはすごく貴重だな、と思いつつ、将来の自分の目標もあり……。ここからあと2年の大学生活で、卒業後のことを考えなきゃいけないのが今の一番の悩みですね。今の仕事もすごく好きで、続けていきたいし、でも、昔から持っている夢もあるから。一番良いのは、この仕事を続けながら、たとえば自分で起業したりNPO、NGOをつくったりして好きな取り組みもできたら。それが一番理想的だな、とは思っています。

権八:なるほど~。

澤本:すごいしっかりしてるよ。

権八:しっかりしていらっしゃいます。本当にね、自分が大学2年生、3年生だった時にそんなことを考えていたかというと……。

澤本:同じ学校だからね?(笑)

権八:はい、同じ場所で……。

世良:あはははは。でも、私、本当に心配性だし、考え過ぎなところがあるので。もっと楽に考えたほうがいいこともあるんだろうな、とは思ってます。

「Z世代」の意外な日常

権八:なんか年齢的にね、よく「Z世代」ていう言い方をされると思うんですが。

世良:はい。

権八:それってご自身は、「あ~、Z世代だな」って思いますか?

世良:全く思わないですね(笑)。「Z世代だな」と思ったことはないです。

権八:ないよね?勝手に周りがそういう言い方をしているけど。

世良:はい。

権八:それこそ、世界的な活動家のグレタ・トゥーンベリさんとかね。世代的にたぶん近いんじゃないかな、と思うんだけど。僕らのイメージだと、昔に比べると今は若い子がそういう問題意識を持って発信しているな、という印象がとてもあるんですね。

澤本:あるある。

権八:そういうのって、ご自身の周りとか同世代で感じたりします?

世良:そうですね~。たぶん、昔より増えてはいると思うんですよ。環境とか社会問題に意識を持ってどうにかしたい、と思っている子たちは……。でも、どうなんだろう?私の感覚では、まだ半々かな、という感じですね。みんながみんなそういう意識を持って生活しているというよりは、意識を持っている子もいれば、そうじゃない子もいるし、と。まだ少し、そういう意識を持っている子に対して、「あの子、意識高いよね~」みたいな風潮はあると思うんですよね。

権八:まあ、そうだよね……。

澤本:SNSで言うと、TikTok、Instagram、Twitter、Facebookなどがありますけど。

権八:mixiとかね!(笑)いや、ウソウソ!あ、ウソじゃないか……(笑)。

澤本:そういうのって、どれにどんな順番で接してます?

世良:そうですね、私はそもそもあまりSNSをいっぱい使うタイプじゃないんですけど。「見る」で言ったら、TikTokが一番多いですかね。いろんな情報が載っていて、それこそ「航空券はここで取るといい」みたいなことまで流れたりするし。ニュースなんかも、わざわざ調べるよりもTikTokのほうが先に情報が回ってきたりもするので。周りの子でも情報収集はTikTokが多いんじゃないかな、と思いますけどね。でも、投稿するならインスタかな、たぶん。写真投稿とか、自分を表現する場所としてはInstagram。「写真よりも話すのがメイン」っていう人は、もちろんTwitterとかも使うと思うんですけど……。

澤本:はいはい。

世良:今の周りの感覚では、TikTok、Instagram。で、大学生はTwitterはあんまり使っていない印象ですね。

澤本:あ、そうなんですね、やっぱり。じゃあ、今の話で言うとTwitterは開かない日が結構多いっていうことなんですか?

世良:そうですね。

澤本:え~、そうなんだ!?

世良:私も昨日は開いていないですね。私はInstagramよりもTwitterのほうがファンの人とコミュニケーションを取りやすかったりするので。そういう意味で「お知らせ」とか、「今日はこんなことがあった」とか、そういうことはTwitterで共有したり、コメント欄でお話したりっていうのはしますけど。自己表現として使うことは少ないと思います。

権八:自己表現ねぇ~!

世良:ファンの人とのコミュニケーションの場、という感覚です。私の中では。

権八:うーん。でもね、Twitterって意外とアカデミックというか、結構著名な方とか大学の教授とかね、そういう人もいっぱい発信していますよね。

世良:そうですね~。

権八:そういう社会問題について言えば、Twitterはすごい。見ていると止まらなくなっちゃいますけどね。Twitterはやっぱり情報量がすごいよね。

世良:そうですね。確かに、使い方としてはそういうのもありますね。

澤本:Twitterって悪口が多いじゃん、だって。

権八:ああ、悪口ね~!(笑)

世良:たぶん、若い子の印象としては「Twitterは尖っている」という印象があるんですよね。ちょっと怖い、というか。

権八:ああ~!

世良:Instagramではされないようなコメントも、結構Twitterだと来たりとか。

権八:はいはいはい。

世良:そういうこともあって、なんとなく距離を置いちゃう、というか……。使いにくく感じちゃいますね。

権八:うん。

澤本:ちなみに、一言も触れられていない「Facebook」って、使ってます?

世良:ああ〜!アカウントを持っていないです、私。留学に行ってる友だちは結構Facebookを使っているので、海外だと使っているのかな、と思ったんですけど。日本の友だちとFacebookでつながることはないですね。

権八:出た~!!

澤本:いやー、むちゃ勉強になりますよ……。

世良:本当ですか?(笑)

澤本:リアルに言うと、僕たちは広告なので、「この予算の中でどこにどう出しましょう」っていう話があって。僕らはテレビCMをメインでつくっているけど、とはいえこの動画をどう出しましょう?っていう話があるじゃないですか?

世良:はい。

澤本:Twitterとかまではわかるんですよ。InstagramとTikTokも「こうやって見られています」っていうのはわかるんだけど、具体的に自分が接してこなかったから。理論上はこうなるけど、本当はどうなっているのかがわからなかったりするんですよ。

世良:いや~、そうですよね……。

澤本:はい。

世良:でも、Instagramのストーリーに流れてくる広告とかは結構見ちゃいますね、パーソナライズされているから。自分の興味のあるものが出ているので、割と見にいっちゃうこともありますね。

澤本:あ、そうですか?

世良:はい。


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