学生が撮影した176枚の写真を広告に 帝京大学の新入生歓迎広告

帝京大学は4月3日から、入学式に向けた「#帝京生のリアル」広告を新宿駅などに掲出した。掲出された16種のグラフィックには、学生がカメラマンとなって撮影した176 枚の写真が使われた。

学生が撮影した写真を用いたグラフィック広告。

新宿駅での広告掲出の様子。

帝京大学は2022年10月5日、大学のことを最もよく知っている在学生に特別仕様の使い捨てカメラを渡し、リアルなキャンパスライフを撮影してもらうという試み「帝京大学フォトプロジェクト」を実施。集まった写真はティザーとしてLPにて一部公開し、その後写真をコラージュ構成し、キャンパスライフのリアルな魅力が詰まったビジュアルや動画を制作した。

完成した広告は、八王子キャンパスやその周辺の商店街でも展開し、新入生を歓迎した。

帝京大学フォトプロジェクトに参加した学生たちは、3週間で自由にキャンパスライフを撮影した。

「本学のさまざまな魅力や特徴を世の中に伝えたいというのが最初のオリエンテーションでした。また、マーケティング調査などで在学生のリアルな声を聞きたいという意見もあり、それに応える仕組みをつくりたいという話もしました。そうした中、『#帝京生のリアル』を旗印にした学生参加型のコミュニケーション施策が生まれ、世の中にその魅力を伝えるとともに、本学学生が楽しんで参加できる仕組みをつくっています」(帝京大学 本部広報課 課長 廣瀬多聞氏)。

2022年9月には大学の特徴や活動を35種類のロゴにするなど、帝京大学は「キャンパスforライフ」をスローガンに、生きる力を育てるキャンパスライフを提案している。

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本企画のクリエイティブディレクター/コピーライターを務める電通の廣瀬大氏は、本プロジェクトについて次のように話す。

「注力した点は学生の方たちが撮影した写真だけを使うこと。集まった写真を見ながら、『こんな魅力があるんだ』『こんな楽しい活動があるんだ』といくつもの発見がありました。みんな本当にいい顔をしていて、制作を通じてなんだか元気が出てきました」。

学食や通学、授業中などあらゆる瞬間を切り取った写真が集まった。


4月8日からは、写真を活用したテレビCMも放送を開始した。

「それぞれのキャンパスライフ~学生の声篇~」(90秒)。

スタッフリスト

企画制作
電通+たきコーポレーション+TRIGGER
ECD
伊藤公一
CD+C
廣瀬大
AD
案浦芙美、加藤愛香
D
加越博仁、中条紗英子、佐々木陸
CPr
柴田亜希奈
Pr
安達康平
PM
内山美里
演出
佐伯真吾
撮影
帝京大学のみんな(スチール)、百束尚浩(ムービー)
CG
佐伯真吾(ディレクター)、小口勇登(デザイナー)
音楽
田口大善
作曲
橋本竜樹
MIX
村田祐一
PRプランナー
辰野アンナ
AE
伊藤真嗣
NA
梶野夢子
出演
帝京大学のみんな
掲出
京王新宿駅 中央地下連絡道アドストリート(4 /3〜4/9)

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター


 

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