森永乳業は3月24日、菅田将暉が出演する「マウントレーニア」のテレビCM「もしも東京の真ん中に山があったら」篇の放映を開始した。同ブランドは発売から30周年を迎え、「山のように、どんな人にとっても安心できる、やさしい存在」となることを目指し、パッケージデザインやロゴデザインを変更した。
本CMは、「マウントレーニア」を片手に、ベランダで遠くを見つめる菅田さんの頭をふとよぎった、「もしも東京の真ん中に山があったら…」という想像から始まる。「空気が澄んでいて気持ちのいい風が吹くだろう」「みんなで歌を歌って楽しんだりするんだろう」と想像を膨らませ、衝動に駆られるように「ヤッホー」と叫ぶ。すると、どこからか「ヤッホー」という声が返ってきて、その声が街に広がっていく。やさしい気持ちに包まれながら菅田さんが「ありがとう」とつぶやく。
電通のクリエイティブディレクター 尾上永晃氏は本企画について、次のように話す。
「『アイデンティティであるロゴのレーニア山を大きくし、変化の多い時代の拠りどころのような存在になりたい』というお話を伺い、都会のど真ん中に大きな山があったらいいのにな、という昔からの妄想が頭をもたげました。マウントレーニアのファンである菅田さんが、大きなレーニア山が現れた東京の生活を眺める。そこには、拠りどころがあるゆえのやさしさが満ちている。ウェルビーイングとは拠り所があるゆえの落ち着きと優しさであるとも聞いた。マウントレーニアはそういう気持ちをもたらす存在だったりするという発見もあった。火山学の専門家と環境変化について考えて、そんなやさしい世界をみんなでつくり上げました」。
4月10日からは、東京メトロ渋谷駅と阪急梅田駅でそれぞれグラフィック広告を掲出した。
3月24日には朝日新聞に、「実際に東京の真ん中に山があったらこういう世界だろう」と考え制作した折込広告を掲載した。
このほか、SNSでは都会に山がある生活を皆で妄想する“やさしいムーブメント”の形成を目指し、「#もしも東京に山があったら」というハッシュタグを中心に展開。
「できるだけいろんな場所から東京の真ん中にある山の存在を想像していただくために、東京タワーや、六本木ヒルズや、浅草はなやしきなどの都心のランドマークである企業アカウントともコラボし、そこから見える“東京レーニア”の景色も投稿していただきました」(電通 プランナー 長島龍大氏)。
スタッフリスト
共通
- 企画制作
- 電通+D2C ID
- CD+企画
- 尾上永晃
- 企画
- 長島龍大
- C
- 伊藤みゆき、當麻和香子
- AD
- 塚本哲也、辻岡翔
- Pr
- 高橋大輔
- PRプランナー
- 松尾雄介
- AE
- 山下太一、小西剛史、岡村祥汰
- 出演
- 菅田将暉
CM
- 企画制作
- スプーン
- Pr
- 田中直人、冨田裕和
- PM
- 宮下誠、水野快、中村理乃
- 演出
- 大野大樹
- 撮影
- 伊藤元
- 照明
- 西田真智公
- 美術
- 花崎綾子
- 編集
- 高橋陽一(オフライン)、萩原千尋(オンライン)
- MIX
- 北穣至
- ST
- 長瀬哲郎(菅田)、yoppi(サブキャスト)
- HM
- AZUMA(菅田)、関谷佳代子(サブキャスト)
- CAS
- 元川益暢
- ロケCRD
- 細谷法彦、島田一樹
GR
- 企画制作
- ファブリカ+P.I.C.S.
- D
- 兵頭美桜
- Pr
- 池田了、永井聖香(アシスタント)
- PM
- 金川拓未
- 撮影
- 小林光大、市川森一(商品)
- 照明
- 佐伯琢磨
- 美術
- 中込初音
- レタッチ
- 津金卓也
- CAS
- 野原聡太
- ロケCRD
- 近内陽佑
- 掲出
- 東京メトロ渋谷駅メトロプレミアムセット・阪急梅田駅ロングセット60(阪急梅田駅周辺)(4/10 ~ 4/16)
- 掲載
- 朝日120 段折込広告(一部地域にて)(3/24)