サントリーはチューハイブランド「ほろよい」シリーズの新商品発売に合わせ、4月15日から新テレビCM「ほろよいで話そ。」篇の放映を開始した。
2022年2月から続くシリーズの第4弾で、これまでイメージキャラクターを務めてきた古川琴音に加えて母親役でCharaが出演。CM楽曲ではCharaのヒット曲『やさしい気持ち』(1997年発売)をアレンジし若手シンガーソングライターの春野が歌唱している。
4月18日に発売となった今回の新商品は「ほろよい〈渚のココパイン〉」「ほろよい〈森のキウイサワー〉」。CMでは前作までと同様にアニメと実写を用いている。これまで「ほろよい」のある時間の楽しさを表現してきたのを受け、今回は友達のような関係の親子がかけがえないのない時間を過ごすシーンが描かれている。
コピーライターの岩田泰河氏が手がけたメインコピー、「ほろよいで話そ。」が生まれた背景について、本CMの電通クリエイティブディレクター・奥野圭亮氏は次のように説明する。
「コロナも落ち着いてきて、誰かと一緒に過ごせる時間も増えてきました。2023年の春は、誰とでも心地よくほろよえて、会話のきっかけを生む、ほろよいが提供する『大切な人との、ほろよう時間。』を描きました。そこから生まれたCMのメインコピーが『ほろよいで話そ。』です」(奥野氏)。
また、CMのストーリーやそれぞれの役どころに関しては、古川さんが演じる女の子や、HAIさんのイラスト、パッケージをキーカラーにした世界など、2022年以降に本CMシリーズで支持を得て蓄積してきた資産は継承。Charaを新たに起用した。
「ご本人の持つキャラクター性も活かしながら、出版社勤務の理性的な娘と、イラストレーターである感性的な母親。2人の性格の対比や、ほろよいを通じた、友達のような親子関係を切り取っています」と、CMプランナーの大石タケシ氏。
注目してほしいポイントは、今回のCMの舞台であるリフォーム真っ最中の海沿いの母の家だという。
「テレビCMのちょっとしたリニューアルということに重ねています。家の中をよく見ると、母が描いたイラストという設定で、これまでHAIさんがこのシリーズで描いてきた素敵なイラストが壁にたくさん飾られているので、ぜひそこにもご注目いただきたいです」と、アートディレクターの井本善之氏。
加えて、音楽でつくりあげる世界観を大切にしているこのシリーズ。チームで話し合って、Charaの『やさしい気持ち』が、やさしい甘さや酔い心地のほろよいといった商品特徴に適していると考えた。さらにシンガーソングライターの春野によるアレンジは、「大人世代と若い世代の両方に共感してもらえること」がポイントとなっている。
また、新商品の発売と合わせてキャンペーンも開催。HAIさんのイラストが描かれたオリジナルペアグラスがもらえるマストバイキャンペーンを実施しており、デジタルプランナーの三浦慎也氏により、2人がオリジナルグラスで乾杯するデジタルムービーも制作された。
さらに、渋谷では4月17日〜23日の7日間、渋谷の5つのビジョンで30秒のCM素材を流すシンクロ放映も実施した。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+DASH
- CD
- 菅野紘樹、奥野圭亮、小野総一
- 企画
- 大石タケシ
- 企画+AD
- 井本善之、浦野夏実
- 企画+C
- 岩田泰河、杉岡美奈
- 企画+デジタルプランナー
- 三浦慎也
- I
- HAI
- CPr
- 菅谷有香、山西栄輔 、杉田澄名
- Pr
- 大豆生田拓人、勝俣円、武藤勇太
- PM
- 小林綾佳、新海安那
- 演出
- 柳沢翔(テレビ)、戸塚富士丸(Web動画)
- 撮影
- 清水絵里加
- 照明
- 大竹均
- 美術
- 栗林由紀子
- アニメーションPr
- 大久保 “ゆーきっす” 優樹
- アニメーション制作
- LIBERTY ANIMATION STUDIO
- CG
- 山内太、山藤真士
- 編集(テレビ)
- 佐々木賢一(オンライン)、田中貴士(オフライン)
- 編集(Web動画)
- 野口達弘(オンライン)、金子恭平(オフライン)
- カラリスト
- 亀井俊貴
- 音楽
- 冨永恵介
- 歌
- 春野
- MIX
- 佐藤雅之
- ST
- 武久泰洋
- HM
- 小西神士(Chara)
- ヘア
- ASASHI(古川)
- メイク
- fusako(古川)
- CAS
- 山川勝康、福庭正和
- シズル
- 五月女則子
- AE
- 牧庸介、山田一徳、金川綾子、池田吉宏、植津大亮、多田みら希
- 出演
- 古川琴音、Chara