ドラッグストア業界初、インクルーシブ・ショッピング ハンドブック

P&Gジャパンとウエルシアホールディングスは5月15日、LGBTQ+を含む多様な顧客が安心して、自分らしく買い物ができる環境の実現を目指す「インクルーシブ・ショッピング プロジェクト」発表会を実施。また両社で共同開発した、多様性に配慮した接客を提案する「インクルーシブ・ショッピング ハンドブック」についても発表した。

LGBTQ+の顧客に配慮した接客ガイドラインを策定しハンドブックにまとめたのは、ドラッグストア業界で初めての試みだという。様々な違いを理解し配慮する「インクルーシブ・ショッピング」の接客研修は、ウエルシアの店舗スタッフやP&Gのお客様相談室スタッフなどにも実施。これまで悩んでいた接客場面について理解が深まり、“今後いっそうインクルーシブな接客を実践していきたい”という声もあがっているという。

ハンドブックは、P&Gのホームページにて一般公開し、無償提供する。ハンドブックの制作にあたっては、当事者の買い物時の悩みやニーズをヒアリング。P&Gが社外に無償提供してきた「アライ育成研修」での学びも活かされた。


 

ハンドブックには、LGBTQ+の基礎知識、店舗・ショッピングでの困りごと、どのような接客が求めているのかについてまとめられており、一般公開している。

発表会には、P&Gヴィリアム・トルスカ社長とウエルシア松本 忠久社長のほか、両社のプロジェクト担当者や、プロジェクトを監修したJobRainbow代表の星賢人氏も登壇した。


 

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