【前回コラム】入学式で「世界一になる」と宣言していた眉村ちあき、ついに米国進出!【前編】
今回の登場人物紹介
※本記事は2023年4月9日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
「SAIって、こんなに盛り上げられるんだ!」って
中村:5月7日にニューアルバム『SAI』(トイズファクトリー)をリリースします、と。
権八:才、ね。まさに才能がダダ漏れしてて、ずるい!(笑)。
中村:ちなみに、これは「才」という意味なんですか?
眉村:『SAI』は、いろんな意味で捉えられるように英語にしてあるんですけど。ホントは、動物のサイにハマってて。
澤本:へえ~。
権八:あ、そうなんだ……(笑)。
眉村:サイって強いらしいじゃないですか?
権八:最強だって言うよね。
眉村:ライブのMCでサイの話をしたんですよ。そしたら「だから、ナニ?」みたいな顔されて、お客さんに!(笑)。
中村:あはははは!
眉村:「サイってさ~、何トンあって、時速何百キロで走れるんだよ!」って言ってからサビに行ったんですよ。そしたら、「え、ナニ、今のMC!?」」みたいになって……(笑)。「たしかに」って思って(笑)。その日から、サイがお気に入りになっちゃって。「サイって、こんなに盛り上げられるんだ!」って。
権八:うはははは!
澤本:それ、盛り上がってるんですか?(笑)。
眉村:まぁ、爆笑になって(笑)。それで、アルバムタイトルも『SAI』にしたいって言ったら、さすがに動物のサイだとオシャレじゃないかもね、みたいになって。
権八:周りの大人がね(笑)。教えてくれたんだ?
眉村:やっぱり、若い女の子に憧れられる存在を目指してたので、ちょっと英語とかにしてみたら? みたいになって。そしたら才能の「才」とか色彩の「彩」とか、色々想像できるし、眉村さんのやりたい「サイ」も入るよ、って言われて「あ、そうだね!」って。
澤本:でも、バラしちゃったら……(笑)。
権八:動物のサイでしたっていうね(笑)。発売前からバラしちゃったけど。
眉村:あはははは!
権八:すごいなぁ~。
眉村:そんな感じです(笑)。
コロナ初期はすごく落ち込んで「もう、やめちゃおっかな」って思った
権八:何曲か聴いたけどね、よく言うけど、ホント歌がカラフルっていうかさ。
眉村:ああ~、嬉しいです!
権八:たぶん、そういう歌じゃないんだけど、この「マル権八(ごんぱ)」って曲?
眉村:『マルコッパ』! あっはっはっは! マル権八!(笑)。
権八:マルコッパ。これ聴いて、もう泣いちゃいましたね、僕は。
眉村:ええ~!? 嬉しい~!やっぱ、お子さんがいるからじゃないですか?
権八:それもあるかもしれないけど……(笑)。でもさ、こういう歌で励まされる人、いっぱいいますよ、今。
眉村:あ~、嬉しいです。
権八:僕、励まされました(笑)。
眉村:これ、書き下ろしたんですよ。先にアニメの絵コンテみたいなのを見させてもらって、それに合わせて書き下ろした、っていう。最近、書き下ろしとかコンペにも挑戦していて。
権八:コンペ!?
眉村:ライブが出来ない時期とかは、そういうのもガンガンやってみて、制作とかもして。人とつくるのも覚えたし、コンペにも出せたし、書き下ろせたし。内職的な?
澤本:内職……(笑)。
眉村:ライブじゃなくて、内職的なやつもできるようになってきて。なんかもう、マジ「バッチコイ!」って感じっすよ、なんでも。
権八:あはははは!
澤本:でも、そうだよね。そもそも、ライブばっかりやってた印象があるから。コロナの時ってどうだったんですか、暮らし方って。
眉村:いやぁ~、最初はめちゃくちゃ病んじゃって。もう「音楽やってる意味なくない?」みたいになって。ライブでみんなに聴かせられないなら、何のために曲つくってんだろう?と。「曲つくんの、やーめよ!」みたいになったり。
権八:うーん!
眉村:転職しようかな、と思って。
権八:わっはっはっは!
澤本:転職って、何にしようと思ったの?
眉村:いやぁ~、わかんないけど……(笑)。やめちゃおうかな、って思ったんですよ。でも、そんな時にコンペとか書き下ろしの存在で救われましたね。みんなも配信とかで応援してくれてたけど、曲をつくって誰かに聴いてもらえる場所が他にもあった! っていう。そこでちょっと息がつけました。
権八:ああ~、そっかぁ~!
眉村:ひとつ前の『ima』(トイズファクトリー)っていうアルバムは、コロナ禍の真っただ中につくったから、自然とお部屋で聴けそうなサウンドになっていて。歌詞の内容も、自分の中から出てくるようなものだったんですけど。この『SAI』は、ライブも再開しつつある時期につくり始めたアルバムだから、ライブ映えする曲とか、他人との会話から生まれた発想からできてたりして「外からのインプットが多かったな」と思いますね。『ima』と『SAI』を聴き比べてもらうと、ホントに「あ、良かったね~!」ってなると思います。
一同:(爆笑)。
「わたし、もう4歳になりたい!」ってお風呂でわんわん泣いちゃったんです
中村:『ima』は、ちょっと籠もっているんだね?
眉村:そうですね。
権八:そっか〜。いや、すごく風通しがいいというか、開かれてますよね。ホント、「自由」さが感じが伝わってきて。最高ですよ、これ。
眉村:ありがとうございます! 絶対にライブで盛り上がる曲もいっぱい入っているので、ツアーもたのしみにしていてほしいです。
権八:そうだよね。でもさ、逆にちょっとダウナーっていうか、落ち込んじゃったりすることもあるの?
眉村:一日に何回も「う~、う~!?」ってなりますよ。
権八:ええ?
眉村:情緒不安定なんですよ。
中村:え、情緒不安定なの!?(笑)。
権八:マジか!(笑)。
眉村:うん。
権八:うん、って……(笑)。
眉村:不安定ですね。なんか、ワケもなく泣きながら現場入りとかしますよ、全然。
権八:マジか……ワケもなく?
眉村:ちょっと遅れただけで、「もう私なんて、生きてる価値がないんだ!」みたいになったり。
権八:マジで?でも、今日もちょっと遅れたよね?
眉村:遅れた……。
一同:(爆笑)。
眉村:すみません!人と会話する時はちゃんと明るくなるけど、ホントにマネージャーとかしかいない時は、ホントに「もう、全部やめる!」みたいになったり。励まされないとダメですね。
一同:ああ~。
眉村:ハッ! 励まされないとダメ、といえば……。あっはっはっは!
中村:なになに?(笑)。
眉村:最近、「もう若手じゃないな」と思っていて。で、若手の「これから頑張る」みたいな後輩とかもいるじゃないですか?そういう子達とかに「あなたは、こんなところが魅力的だよ」とか言うのがすごく得意なんですよ、私。
澤本:励ますのが得意、っていうこと?
眉村:そう。長所を引き出したり、「ここをこうしたらめっちゃ良くなると思う。ほら、すごいね〜!」とか言うのが得意だし。あと、最近はラジオもやってるからゲストのアーティストさんをおもてなしするじゃないですか。めっちゃ褒めて。でも「わたしも褒められたい」って思って。
澤本:あはははは!
眉村:昨日は一日中、朝から晩までずっと褒め続けたんですよ。おもてなしする側の立場だったから。それで、帰り道になんか「うぇーん!」みたいになっちゃって。
一同:(爆笑)
眉村:こんなに私は褒めたのに、褒め返してくれなかった!
澤本:あはははは!
眉村:「わたしだってまだ、子どもなのに!」って思って。
澤本:子どもなのに!?(笑)
眉村:「わたし、もう4歳になりたい!」みたいになっちゃって。お風呂でわんわん泣いちゃったんですよ……。思い出したら、泣きそうになっちゃった……。
権八:わぁ~、泣かないで、泣かないで!(笑)。いや、最高だから大丈夫だよ……。
眉村:うわーん!
中村:ホントに泣いてる!(笑)。
権八:わっはっはっは!
眉村:だから、このアルバムでいっぱいプロモーション行って、いろんなところで褒められよう!って。「元取らないとダメだ」と思って。
中村:みんなで褒めてあげましょう。歌、上手いよ!
一同:(爆笑)
大人になったら褒められても困る?
澤本:でも、褒められていることに気付いてないんじゃないの?
眉村:いや、気が付いていますけど……。
権八:ホントに涙ふいてる……(笑)。
澤本:だって、ぼくら今日ずっと褒めてんじゃん。
眉村:たしかに。あっはっはっは!
澤本:やっぱり気付いてないじゃん!(笑)。
権八:ナニ泣いてんの? わっはっはっは!
眉村:でも、大人になっていくと、やっぱり褒めるばっかりになって、自分が褒められることって減ってますか?
中村:減ります。
眉村:え!? ……泣かないんですか?
一同:(爆笑)
眉村:寂しくなってきちゃって。
中村:どうですか、澤本さん、権八さんは?
澤本:いやー、どうだろう? 慣れてきたかね、もう。基本、そんなに褒められないですしね、僕らは。怒られることは多いけど。
眉村:ええ~!? そんなにすごいことしている人たちなのに?
澤本:全然、怒られてますよ、もう。あとは、褒められると逆に「ウソだろ?」って思いますね。
権八:あっはっはっは!
中村:澤本さんは、そうですよね(笑)。
眉村:あっはっはっは!
澤本:怪しい。「何がっすか?」みたいに。
中村:褒められると、もっと努力しちゃう、と。
権八:たしかに、「うわー!」って楽しくなっても、自分でブレーキをかけますよね。
澤本:必要以上に褒められたりすると、後でそれがウソだと分かった時にめちゃ落ち込むから。そういう「崖」に立ちたくない理由で、そっちに行かなくていいよって。
眉村:傷つかないように守るんですね。
澤本:そうそう! 気が付いたら僕、傷つきたくないだけなんですね。
眉村:あっはっはっは!
澤本:ホントに(笑)。真実がバレた時に自分が傷つくのが怖いから「もう、それ以上はいいです」って。
眉村:なるほど~。そうなんですね。
権八:だからさ、エンタメの業界もそうかもしれないけど、広告の世界って滅多に褒められないから「褒められる仕組み」をみんなでつくっていて。
眉村:はい。
権八:「広告賞」っていうのがあるわけよ。「このCMいいね、頑張ったね!」って。年に1回か2回ぐらい褒める仕組みがあるわけ。
眉村:へえ~!
権八:それをみんな楽しみにして「今年、褒められないかな~」って。
眉村:なるほど~!
権八:「褒められると、嬉しいな」みたいな。滅多に褒められないからね。
眉村:凄いですね。滅多に褒められないのに強く踏みしめてて、毎日を。
一同:(笑)。
権八:でもさ~、眉村さんの歌に励まされているファンって、いっぱいいると思うけどね。
眉村:そう。そういう人がいっぱいいるはず!と思って奮い立たせている感じです。
権八:いや、いるでしょう!
眉村:ライブも、以前は毎日レベルでしていたんですけど、今はそんなことなくて。
権八:そっかそっか、ふれあいが減ってね。
眉村:ふれあいが減ったし、あとは、おこがましくも選ぶようになってきたというか……(笑)。
中村:お!
眉村:以前は「ひとりチケットを売ったら500円あげるよ」みたいなシステムだったんですよ。でも、今は固定ギャラがあるというか(笑)。眉村ちあきを呼ぶならこのギャラがあるよっていう状況になってくれて。だから、ちょっと呼びづらくなったのかな、とも思いつつ。そういう意味でも、ギャラを出せるところにしか呼ばれなくなった(笑)。それでライブが減っているんだと思っているんですけど。
中村:大体、いくらぐらいなんですか?
眉村:ええ~!?
一同:あっはっはっは!
眉村:ちょっと、わかんないですね~?(笑)。
中村:眉村さんだったら、言ってくれるんじゃないかな、と思って(笑)。
眉村:あぶねー! 危なかったぜ! 言いそうになった……(笑)。
夢の中でつくった『秘密の恋』
中村:では、ここで一曲お送りしたいんですが、眉村ちあきさんから曲紹介をお願いします。
眉村:はい。今から『秘密の恋』っていう曲をかけたいんですけど、この曲は、寝てたら夢の中でライブをしてて……(笑)。それが、急にバンドメンバーが知らないイントロを流し始める、っていうめっちゃ怖い夢だったんですよ。
中村:それは怖い……。
眉村:「え、ナニこの曲!?」みたいな。で、お客さんも同じ感じになっていて。「ヤバい、でもとりあえず歌おう」みたいな感じで即興でメロディーをつけてフルで歌ったんですよ。
権八:夢の中で?
眉村:はい。そしたらもう「フォー!!」みたいに盛り上がってスタンディングオベーションですよ、全員。大喝采が巻きおこっちゃって。で、「バッ!」と目が覚めて。メロディーとかを全部覚えてたので、それを急いで曲にしたんですよ。
権八:スゲーな……。
澤本:つまり、これは夢でかかった曲ってことなの?
眉村:そう。
澤本:夢で大反響を巻きおこした曲を、まんま書き起こしたんだよね?
眉村:そうです。しかも、夢で曲をつくることは何回かあったんですけど、覚えてたのは初めてで。あ、これはもう曲にしろってことだなと思って、寝起きで急いでつくりました。
権八:すっごいよね……。天才すぎる!!
眉村:ありがとうございます。そんな曲がアルバムの一曲目に入っております。それでは、お聴きください。眉村ちあきで『秘密の恋』ソロバージョン。
演奏終了♫
澤本:これ、すごくいい曲だね。
眉村:ありがとうございます!
澤本:いや、お世辞ではなく。
眉村:ヤッター!
澤本:なんでだろう、眉村さんの曲って、ある種懐かしい感じがするんですよ。
権八:そうですね。
眉村:へえ~。
澤本:過去に聴いたことがある名曲の数々を「ガチャン!」てひとつにした、というか。それこそ、ジョン・レノンがつくったビートルズの曲で、こういう転調する曲があるな、とか。だから、なんというか、不思議だけどいい曲。
眉村:ええ~! 嬉しい! 褒められて嬉しいです。
権八:歌詞も文学的で凄いし。曲の展開も凄いし。
眉村:嬉しいです!
権八:同じ人がさっきの『マルコッパ』をつくっているとは思えないぐらいだよね。例えば、「心の縫い目が美しいその少女」とかさ。ふつうは思いつかないですよ、こういう表現は。
澤本:うん。
権八:すごいっすよ、やっぱ……。痛いような、でもハッとするようなうつくしさが「ピュアに秘密の恋をしている」っていう歌詞に凝縮されてますよね。秘密の恋とピュアとは対立概念だけど、それをくっつけてさ。やっぱ意表をつかれますよね、聴いてて。だから聴き手の方も上がり下がりするというか。もう、わしづかみにされたまま引きずられる、というか……。そっか、ちあきちゃんも「秘密の恋」をしてるのかぁ……。
眉村:あっはっはっは!
権八:これは、重たい恋ですよ。
眉村:ありがとうございます。
一同:あはははは!
眉村:そうですね、なんか同じ人がつくったとは思えないですよね。自分でも思います。
権八:思えないです(笑)。こんな世界を持っているのもすごいし、これが「夢でつくった曲」だというのも……。ちょっとわかんない、天才すぎて。
眉村:ありがとうございます!
澤本:僕たちも夢で思い付いた企画ってあるけど、実際に書いてみても意味わかんないですね。
眉村:あっはっはっは!
権八:たしかに、そういうことあるのよ。
澤本:なんかスゲーいいの思い付いた!と思って書いたのを後から読むと「ナニこれ……?」っていうね(笑)。
権八:やりがちですよねー(笑)。
眉村:それが実際になったことはないんですか?
澤本:いや、とても採用されるような案ではないのよ。
権八:そうかもしれない……。
眉村:そうなんですね(笑)。やっぱ、「あるある」なんですね。
澤本:いや、でも覚えてないよ、こんなに全部。
眉村:あー、でもめっちゃ奇跡でした。初めて覚えてたし。ラッキーです。
曲づくりの秘密は、ユニークな「言語感覚」にあり?
権八:『秘密の恋』はホントに素晴らしい歌ですけど、ツラい恋を……。
中村:えーと、ツラい恋などは、眉村さんにおかれましては?
眉村:あー、はー!ツラい恋とかは、ありますよ。
権八:ありますか!秘密の恋はありますか?
眉村:もう、ヤベー奴、いましたよ!
澤本:ヤベー奴、いました……(笑)。
眉村:そういう奴がいるから「バンドマンはダメ」って言われるんだよ、みたいな奴がいましたね。
権八:バンドマンだったんだね(笑)。
眉村:その人が圧倒的にダメだったから、一緒にしないでほしいなって思うし。友だちのいいバンドマンとかミュージシャンとかいっぱい知ってるから、あの人が秀でて悪かったな、っていう。
澤本:秀でて悪かった……(笑)。
権八:日本語がやっぱ面白いよね。
澤本:いい表現だね。「あいつは秀でて悪い奴」って、凄いよね!(笑)。
権八:面白いんだよね、言語感覚が。
眉村:だから、一応は傷ついたり悩んでる恋愛をしている女のコに寄り添える気持ちは持っているので。そういう曲もつくれます。
権八:いやー、すごい!
澤本:今、言語感覚の話をしていて思ったんだけど。曲と言葉の使い方の「相似点」ってあるよね。つまり、「秀でてクズ」とかいう表現って、アップダウンが激しいというか。こういう曲もすごく盛り上がっているなと思ってたら、全然ちがう要素が入ってきたりするじゃない?
眉村:はいはい。
澤本:こういう「ランダムさ」っていうのが言語の中にも眉村さんがしゃべってる言葉の中にも表れているというか。眉村さんがしゃべっている言葉って、めちゃめちゃランダムなんですよ。
眉村:え~! そうなんですね?
澤本:そのランダムさは音楽の構成にも出ていて。「次はこう来るかな」と思ったら、全然違ったものが来た、みたいな。
権八:そうそう!
眉村:めちゃくちゃ嬉しいです!
澤本:そんな中、「秀でてダメな奴なんだけど、でもみんな頑張ってる!」みたいなさ。急にど真ん中のサビが投げ込まれるような感覚が、曲の中にも見て取れるというか。
眉村:はいはいはい。たしかに! すごい納得しました。
澤本:ホントですか?
眉村:それ、めっちゃ納得しました。
澤本:今、話を聞いていて、しゃべっているのと音楽をつくるときでは全然違うのかな、と思っていたけど、脳内構造は一緒なんじゃないかな。
眉村:おお~、的確な考察!
一同:(爆笑)
「創作メモ」をチラ見せ
中村:眉村さんは詩も気に入ったフレーズとかを書き溜めたりしているんですか?
眉村:してますよ。発表しましょうか?
澤本:発表してくれるの?(笑)。
眉村:ふふふふ! なんか「歌詞」っていうメモがめっちゃあるんですけど。ここには「思い出し傷つき」って書いてあります。
権八:わはははは!
眉村:あとは「湖の前で太極拳」て、書いてあります。
一同:あははは!
権八:さっきも「思い出し傷つき」してたよね?
眉村:そうですね。思い出し傷つき泣き。あ、そうそう! 思い出すと、なんでも「今」になっちゃうんですよ。3年前の出来事で、急に怒り始めたり。
権八:あはははは!
澤本:もう「時間が飛ぶ」ってことね?
眉村:はい。もう、その時の感情に戻っちゃって。「いま言われた人」みたいになる。
澤本:「ふざけんじゃねえ!」みたいになるってこと?(笑)。
眉村:そう。で、なんか震えてきちゃって……。
一同:(爆笑)
眉村:あはははは。で、怒って……(笑)。
権八:ヤバ過ぎる!(笑)。天才すぎる!!
中村:ファンのみなさん、褒めてあげたほうがいいですね。
権八:ホントに褒めよう!
眉村ちあきの「究極の目標」とは?
中村:はい。というわけで、残念ながらあっという間にお別れの時間が近づいてきております。今後のご予定、いっぱいありますね! 対バンツアー「眉村ちあきの音楽隊 −Episode3 “列島を立ち昇る 一角獣の誘い”」。
眉村:はい。
中村:東京は4月28日(金)ですね。そして、なんといっても5月7日にニューアルバム『SAI』をリリースします、と。
眉村:イエーイ!
中村:これね、バラエティあふれるライブ向けの曲がたんまりあるぞ、ということですので。そして、ニューアルバム記念ということで 5月21日から全国22箇所を回るツアー「一切合SAI」がスタートします、と。
眉村:ヨッシャー!
中村:これはホントに、ほぼどの県にも行きそうな感じですよね。
眉村:そうですね!
中村:なので、ぜひチェックしてみてください。そして、日本だけじゃねえぞ!と。
眉村:そうだぞ!
中村:5月26日から28日、アメリカのカンザス州の「Naka-Kon 2023」。これはジャパニーズフェスみたいなものですね。アメリカ進出でございます。
眉村:はい。ヤッター!!夢の。
中村:そんな、夢が叶い続けている眉村さんが今後成し遂げたいことや、チャレンジしてみたいことは?
眉村:えっと、グラミー賞を獲りたいです。
権八:ああ~!
中村:カッコいいなぁ……。
眉村:とりあえず、「世界で活躍するアーティストトップ10」みたいなのに1回入って、「ヨシ!」ってなってから海外でツアーを周りたくて。ワールドツアーも夢なので。グラミー賞を獲って、レディーガガとライン交換したいです。
澤本:究極がそこ?
眉村:はい!
中村:ありがとうございます。こんな眉村先生は、TOKYO FM 夜8時から『Roomie Roomie!』の水・木曜日を担当していますので。
眉村:聴いて下さい!
中村:はい。というわけで、今夜のゲストは弾き語りトラックメーカーアイドル 眉村ちあきさんでした。ありがとうございました~!
眉村:ありがとうございました~! イエーイ、楽しかったな~!
一同:拍手
〈END〉