大相撲をテーマにしたNetflixシリーズ『サンクチュアリ ‐聖域‐ 』(全8話)が、2023年5月4日より配信され、話題を集めている。予告配信時点から本格的なドラマ好きからの期待が高く、配信開始後、日本ランキング1位を獲得。さらに、Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)入り、世界50以上の国と地域で「今日のシリーズTOP10」入りも達成した。監督は、映画『めんたいぴりり』や『ザ・ファブル』でも知られる江口カン氏、脚本は『半沢直樹」にも参加している金沢知樹氏だ。
そして大相撲夏場所の初日である5月14日に、聖地である東京・両国駅に激しい稽古で横たわる巨大な力士像が登場し、こちらも話題を集めている。JR両国駅3番ホーム設置されているのは、全長約25メートル、高さ約2・8メートルの「ジャイアント猿桜像」だ。
「大相撲のすべてを描いた衝撃作なので、衝撃的な出会いをテーマにTikTokの映像と巨大な力士像(ジャイアント猿桜像)を作りました。大相撲ファンに届けるため、夏場所にあわせて両国駅ジャックもしています」(クリエイティブディレクター・プランナー 尾上永晃氏)
駅のホームのみならず、構内にもビジュアルやコピーが展開された。キャッチフレーズは、「番狂わせろ」。
「この作品を押し出していくための太いタグラインが欲しい、と言われ、気持ちはカド番でしたが、力士が柱にテッポウし続けるように向き合ったら、うっちゃり的に『番狂わせろ。』という言葉が繰り出せました」(コピーライター 小野麻利江氏)
『サンクチュアリ-聖域-』はさまざまな理由から「二度と見ることができない、最初で最後の大相撲ドラマ」。そこで、プロモーションにおいても本編と同様に、両国駅においても「二度とできない、最初で最後の大仕掛け」を実現することをコンセプトとした。
「角界にぶちかまされ、逆境から番狂せを狙う苦心の表情の猿桜。平面でも奥行きを感じるポーズをひとり家の床で、かわいがられた力士のごとく横になりながら探りました。3Dでなく2Dの像にしたことで、立体的な違和感や、一部でなく全体的に迫り出してくる存在感のあるものになりました」(アートディレクター 河野智氏)
また、TikTokでは人気のTIkTokerたちの映像の中に、力士が突然飛び込んでくるという、ドッキリ動画も公開。
@nakamachikyodai 最後まで見てね! #sanctuary_pr #中町兄妹 #中町綾 #中町jp ♬ オリジナル楽曲 – 中町兄妹
@nakonako1005 え????? #sanctuary_pr ♬ オリジナル楽曲 – なこなこcp
@___2toua2___ 衝撃注意⚠️ #sanctuary_pr ♬ オリジナル楽曲 – とうあ
「人気TIkTokerのキラキラした動画の中に、泥まみれの力士が突然登場する衝撃のドッキリ動画は、TikTokで足腰を鍛えてきたプランナー陣が、パッと見で普段の動画と違和感のないシチュエーションを精緻に設計し、本当にドッキリとして一発勝負で撮影しました」(プランナー 福井康介氏)
5月17日には、主演を務める一ノ瀬ワタルさんと忽那汐里さんが両国駅を訪れ、四股を踏んだ様子がSNSに投稿された。
「ジャイアント猿桜像は、駅からはみ出してるスケッチから始まり、結果的に、かっこよくて迫力あって笑える体験になりました。サンクチュアリ自体もそういう作品です。併せてぜひご覧ください」(尾上氏)
両国駅のジャックは、大相撲の千秋楽となる5月28日までの設置となる。
スタッフリスト
共通
- 企画制作
- 電通
- CD+企画
- 尾上永晃
- AD+企画
- 河野智
- C+企画
- 小野麻利江
- 企画
- 福井康介、黒松理穂
- AE
- 三浦良晃、栗原大樹、石引純平
映像
- 制作
- 東北新社
- Pr
- 澤辺 翔太、佐藤良祐
- PM
- 下條岳
- 演出
- 川北 亮平
- 撮影
- 大木 雄介
- 美術
- 吉嶺 直樹
- ST
- ジュンシ、古川燿、内田理菜
- HM
- 辻村友貴恵
- Cas
- 宮下瑛奈、伊東里菜、松田洋平
- 編集
- 壁谷太一朗
- ダビング・ミキサー
- 牧田祥悟
- 音楽
- 河副洋之
グラフィック
- 制作
- ファブリカ
- D
- 藤谷力澄、兵藤美桜
ジャイアント猿桜像
- 制作
- 電通ライブ+つむら工芸
- Pr
- 西牟田悠、渡辺広太郎、長部誠介
- PM
- 矢野耕司