伝統工芸への弟子入りで子どもに新体験を 日産セレナ×ビームス共同企画  

日産自動車が販売する「日産セレナ」と、ビームスによる日本の魅力を発信する事業「BEAMS JAPAN(ビームスジャパン)」は5月22日、共同プロジェクト「てしごトリップ」の実施を発表した。

「てしごトリップ」は、日産「セレナ」に乗って地域を巡り、日本各地の伝統工芸の工房に子どもたちが弟子入り体験できるという企画。
抽選で選ばれた家族は、1泊2日の日産「セレナ」試乗体験により地域を回ることで、その土地の文化に触れる。そしてその後、子どもたちが地域の伝統工芸工房で匠に弟子入りして、実際に工芸品を作成。完成した作品は、BEAMS JAPANの店舗で公開される。

体験フローは5ステップ。①全国7つのエリアから家族でいきたい伝統工芸の工房を決める。②ドライブで周辺の土地を巡り、文化に触れることで創作のイメージを膨らませる。②伝統工芸の工房で匠に弟子入りし、工芸品を作る。④工房から「未来伝統工芸士」のオリジナル認定証を受け取る。⑤子どもたちのつくった工芸品を、BEAMS JAPAN店舗で公開する。

本プロジェクトは、日産「セレナ」とBEAMS JAPANが持つ思いが合致し始動した。

コロナ禍を経て移動が回復しつつある現在、外出を通してその土地でしか得られない体験に触れることで子どもたちの多様な価値観や感性を育む「旅育」のニーズの高まりを感じる中で、日産「セレナ」は、時代とともに変わる家族のカタチに寄り添ってきたミニバンとして、「新しい“おでかけ”体験により子どもたちの可能性を広げ、思い出を提供できないか」と考えていた。

またBEAMS JAPANは、日本の良さや面白さを世界へ発信するプロジェクトとして2016年にスタート。世界への発信に加え、国内の若年層に向け、日本伝統のカルチャーを伝える活動も行ってきた。

このような両者の思いと、各地の伝統工芸が抱える「高齢化、後継者不足」という課題解決に向けた取り組みとして生まれたのが「てしごトリップ」であった。

「てしごトリップ」では、京都府の「京丸うちわ」や福島県の「白河だるま」など、7つの伝統工芸と提携している。

日産自動車とビームスは、プロジェクト開始と同日5月22日に発表会を開催。発表会にはスペシャルゲストとして藤本美貴も登壇し、トークセッションのほか、提携工房である京都の伝統工芸品「京丸うちわ」づくり体験も行った。

発表会に登壇した藤本美貴は、プロジェクトに対して「『だるま』など、見たことはあるけど、どんな人がどのようにつくっているのかを子どもは知りませんよね。そういうことを肌で感じ、思い出もできるので、いいプロジェクトだと思います」とコメントした。


 

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