6月1日発売!『ブレーン』7月号は
「企業の資産を活かす
事業デザインのための『共創』プロセス」特集
月刊『ブレーン』7月号では、「事業デザインのための『共創』プロセス」と題して、企業が新規事業やプロジェクトを立ち上げる際にクリエイターに求められる役割を、事例から探っています。
一方的な提案ではなく、事業主とクリエイターが良きパートナーとして傾聴と対話を重ね「共創」を進めていくスタイルが広がっている今。2025年開催の大阪・関西万博でも、デザイン視点で「共創」に取り組み、未来社会の在り方を探る動きが見られるなど、注目度が高まっています。
今回は実際にローンチされた事業やプロジェクトの実例について、提案書類や実現に向けてのプロセスを紐解きながら、これらのポイントを探っていきます。
新規事業の進め方にお困りの事業主の方々、広告制作だけでなく事業創造へとドメインを拡張していきたい広告会社の方々、個人としても視座を高め自身の仕事の範囲を広げていきたいクリエイターの方々におすすめの内容になっています。
特集のトピック
【事例】事業・プロジェクトの流れや要点をフローチャートでも紹介!
▼ピクシーダストテクノロジーズ「SonoRepro」「kikippa」
「先進技術と世の中をつなぐ“ライフ視点”のアプローチ」
(Droga5 Tokyo グループクリエイティブディレクター 杉山元規さん)
▼Preferred Robotics「カチャカ」
「新市場を創造 『すべての人にロボットを。』を実現するためのパートナーシップ」
(Preferred Networks マーケティングマネージャー 久野祐揮さん。Takram代表 田川欣哉さん)
▼甲子化学工業「ホタメット」
「既存市場にニュースで勝負 PR視点のものづくりとものがたり」
(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター 宇佐美雅俊さん、同 アートディレクター 伊藤裕平さん、同 PRプランナー 橋本恭輔さん、加藤卓さん)
▼ウエルシア薬局「からだWelcia・くらしWelcia」
「PBを通じて企業ブランドの『人柄』を社内外に浸透」
(ウエルシア薬局 代表取締役副社長 兼 商品本部長 桐澤英明さん、CC クリエイティブディレクター 戸田宏一郎さん、オカキン コピーライター 岡本欣也さん)
▼浅間酒造「リブランディングプロジェクト」
「地域資源との共創 創業150年の酒蔵のリブランディング」
(浅間酒造 代表取締役 櫻井武さん、STUDIOSKETCH 代表 関根将吾さん)
【コラム】これからの「共創」の思考/SXSWに見る「共創」事例
▼小西利行さん(POOL)
「『デザイン思考』の集合体で未来を構想する『デザインコミッティー』の思考」
2025年に開催が予定されている大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」だ。そのためのコンセプトに、「People‘s Living Lab」(未来社会の実験場)と掲げられている。この実験場において、どんな未来社会がありうるのか、そしてどうすればその実装ができるのかプロセスを構想してきたのが、デザインに関連する幅広い業界において知見・経験を有す13人のメンバーで構成された「Expo Outcome Design Committee」(EODC、2021年12月3日から2022年3月31日にかけて設置)だ。EODC に広告・コミュニケーションの専門家として参加していたPOOLの小西利行さんに、この場での経験を踏まえ、これからのクリエイターが実装すべき考え方について聞いた。
▼大瀧 篤さん(Dentsu Lab Tokyo)
「SXSWで注目 日本発の『共創』事例」
2023年3月10日から19日にかけ、アメリカのオースティンで開催されたテクノロジー・音楽・映画の祭典「SXSW」。現地では新たな技術が多数展示され、領域を超えた共創を体現している。ここでは実際に出展をしたDentsu Lab Tokyoの大瀧篤さんが、自身のプロジェクトと現地で目撃した日本発の「共創」事例とその要点を振り返る。