東京・銀座の資生堂ギャラリーで6月6日から、1970年代の資生堂の雑誌広告約150点とインスタレーションなどを展示する企画「あいだ に あるもの -1970年代の資生堂雑誌広告から-」を開催する。会期は7月30日までで、毎週月曜休。
資生堂が時代ごとに生み出してきたクリエイティブワークの一端を紹介する企画展をシリーズ化したもので、今回はその1回目となる。2024年以降もシリーズとして継続する予定。
本展では、1970年代の資生堂を代表するブランド「シフォネット」や男性用化粧品「MG5」「ブラバス」、香水「モア」などの雑誌広告を一斉展示。当時の広告は強いビジュアルイメージとコピーの組み合わせが特徴であることから、ビジュアルと文言の間にあるギャップや余白から生じる物語性を活かし、見る者の創造力をかき立てるような魅せ方の企画となる。
グラフィックそのものの展示だけでなく、映像と音のインスタレーションによって、約50年前のクリエイティブワークの数々を大胆に魅せる。インスタレーションはグラフィックデザイナー/アーティストの大澤悠大氏、プロデューサー/建築家のH.Takahashi氏、ビジュアルアーティストの原田康氏らが手がけた。
このほか2023年3月に逝去し、資生堂の広告に多数出演した俳優の団時朗氏のスペシャルムービーも公開する。6月16日には太田和彦氏、十文字美信氏によるトークショーも予定されている。