AI技術「NeRF」で生まれた美しいノイズ、櫻坂46の新曲『Start over!』のビジュアルとCM公開

2023年6月28日にリリースとなる、櫻坂46の6枚目のニューシングル『Start over!』のアーティストビジュアル、ジャケットアートワーク(通常盤、初回ABCDの5形態)、その告知CMが公開された。

写真 人物 集合 櫻坂46一期生と二期生メンバーのアーティストビジュアル
一期生と二期生メンバーのアーティストビジュアル。

新ビジュアルおよびアートワークのコンセプトは、「Make Awesome Noise」。欅坂46の出発の地でもある東京・渋谷を舞台に、約7年の時を経た櫻坂46が荒々しくも美しいノイズを巻き起こしながら“世界”を再構築していく姿を表現している。

撮影では「NeRF(Neural Radiance Fields)」という、複数の写真からAIが三次元の空間を生成する最新技術が用いられ、スキャンされた渋谷の街に櫻坂46がノイズを巻き起こす存在として描かれている。

「NeRFを使った作品が少ない状況の中で、トライアンドエラーを繰り返して作る必要がありましたが、毎回アート性の高い作品を出し続けている櫻坂46であれば、この新しいチャレンジととても相性がいいと感じました。そして、綺麗に魅せるという方法よりも、AIが補えきれなかった部分のノイズの表現がとても魅力的に感じたため、静止画で見たときに、どうやって作った絵なのかがわからないような表現を目指しました」と、アートディレクター 柴谷麻以氏。

発売告知としてオンエアされたCM

アートワーク、告知CMともに舞台は渋谷。「誰もが見たことのある渋谷の、誰も見たことのない新しい渋谷をいかに描けるかというところを大切」に制作したという。

「スキャン時間を短くしたり、スキャンしないアングルを作ったり、あえてノイズを生み出すようなスキャンの方法や、人物のアウトラインをはっきりとさせないようなオーガンジーやメタリック素材の衣装を取り入れるなど、綺麗にスキャンできるように作られているものを、あえてノイズが多く生成されるような見え方になるよう、試行錯誤しながら作っています」(柴谷氏)

NeRFは、2020年にカリフォルニア大学バークレー校の研究チームが発表したもの。ニューラルネットワークを使用し、さまざまな角度から撮影した複数の写真から、自由視点の画像を生成する新しい技術だ。今年2月に公開されたデジタルアーティストのKaren X. Cheng 氏による米国マクドナルドのCMで、この技術が使われたことで注目を集めた。

(C)Sony Music Labels Inc.
櫻坂46の6thシングル「Start over!」のジャケット。

スタッフリスト

  共通

企画制作
電通+電通クリエーティブ X
CD+C
クドウナオヤ
AD
柴谷麻以、辻岡翔
Pr
鈴木剛、井原慶
テクニカルディレクター
村田洋敏
テクニカルスタッフ
朝倉淳、石川達哉、田辺雄樹
テクニカルアシスタント
石井飛鳥
BP
倉澤誠
出演
櫻坂 46


  グラフィック

制作
P.I.C.S.
D
藤井佳代子
CPr
渡邉千瑛、生井歩実、村田優美
Pr
池田了、滝沢ゆり
PM
樋口菜津子、金川拓未
撮影
フジイセイヤ
照明
海道元
ST
市野沢祐大
HM
平松浩幸、新山知佳、伊藤麻友⺒、高岡瞳、針谷ひろみ、染川敬子、正田篤子
コレオグラファー
いのまいこ、Suzuyaka
美術
水谷陽一
レタッチ
新井レン、叢智子


  TVCM

企画
クドウナオヤ
D
柴谷麻以、辻岡翔
PM
羽住隆人、齋藤まりん
演出
曽根良介
編集
小松有美子、伊集高大
NA
藤吉夏鈴(櫻坂46)

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター
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