渋谷PARCOは6月14日にオープンから50年を迎えた。それに合わせ、渋谷PARCOでは50周年を記念したキャンペーンをスタートする。
キャンペーンに際し、ビジュアルも公開。クリエイティブディレクターには井上嗣也氏を迎え、使用する写真はフォトグラファーの吉田多麻希氏が撮影したもの。コピーライターには2016年の渋谷PARCO一時閉館時の広告メッセージを手がけた渡辺潤平氏を起用した。
今回のコピーは「DISCOVER UNKNOENS」。渋谷PARCOがもつ、「まだ世の中に知られていない物事を発掘する」という姿勢を表しているという。そうした、先見性や未来を見つめる意味で、グラフィックでは吉田氏が撮影した目の写真をメインビジュアルにした。
クリエイティブの制作に携わったパルコ宣伝部の部長・手塚千尋氏は「今年は『伝統と革新』をテーマに、渡辺さん、井上さん、吉田さんといったさまざまな年代でパルコの広告に関わってきた方々でチームをつくり、クリエイティブを作成しました。これまでとこれからの50年を振り返り、今後も渋谷PARCOらしく未知なるものを探していこうという想いを、『目』というひとつのテーマで表現しました。3人のクリエイターの共創によってできたクリエイティブです」と語る。
また、メインビジュアルとなる目の画像は、「モデルの目を実際に撮影した」と手塚氏。「水の紋様はCGではなく、撮影した写真を出力したものに水をかけて作成しています。アナログな撮影方法ですが、ただ狙ったものを的確に表現するのではなく、撮影する中で発生する偶然性・偶発性を求めてこの方法をとりました」。
さらに、50周年キャンペーン第一弾では、アーティストの宇川直宏が運営する「DOMMUNE」とタッグを組み、サカナクションの山口一郎氏や小山田圭吾氏など、多数のアーティストを擁して6月27日より、OPENNING CEREMONY PROGRAMを配信する。
その他、ヨウジヤマモトのメンズブランド「Yʼs for men」が、全国展開に先駆けてPOP UP STOREを期間限定オープンするなど、今回の渋谷PARCO50周年ビジュアル公開を皮切りに、多様な50周年イベントを予定している。
スタッフリスト
GR
- 企画制作
- BEANS
- AD+D
- 井上嗣也
- C
- 渡辺潤平
- D
- 稲垣純
- Pr
- 草刈洋、手塚千尋、本橋乃衣絵
- 撮影
- 吉田多麻希
- ST+CRD
- 馬場みさよ
- HM
- チャチャ
- 掲出
- 京王井の頭線渋谷駅ホーム上 フラッグ(6/19 ~ 6/25)、渋谷駅ハチ公広場・同駅地下鉄出入口壁面看板・東急田園都市線渋谷駅改札外通路看板・同駅ホーム看板(6/14 ~終了日未定)
Web 動画
- CD
- 荒木麻里子
- 編集
- 平林大河
- 音楽
- サスキア