※本記事は、『広報会議』8月号(6月30日発売予定)「“知られていない、伝わらない”を解決 SNS広報」特集 の転載記事です。
座談会の参加者
●大学4年生。内定先のインターンでSNSアカウントの運用を担当。
●大学4年生。スポーツは観るのもするのも好き。
●大学4年生。就職活動に奮闘中。
●大学3年生。趣味はアニメ鑑賞で、大学では「オタク心理」を研究。
● SNSのコンテンツがあふれ、投稿が拡散されるハードルが上がっていますよね。その中でも、私が最近Twitterで拡散したのは「WBCで日本が勝利した瞬間の投稿」です。身近にスポーツ観戦が好きな友達が多く、自分も含めて皆で同じものを観て、同じ気持ちを共有している感覚があって。仲間うちで共感できることは拡散したくなりますね。
● 私は、「ホットペッパービューティー」とTVアニメ「推しの子」がコラボした投票キャンペーンのTwitter投稿をリツイートしました。「推しの子」のキャラクターが最も投票された髪型でCMに登場する企画なので、推しに「自分好みの髪型」になってほしくて。
● 企業がアニメやキャラクターなどの“推し文化”をキャンペーンに使うと、ファン層にもリーチできそうですよね。一方で批判や炎上につながるケースもよく見ます。起用したアニメなどに対して理解やリスペクトが見られないとファン層が支持せず、炎上しやすい印象です。「これを使えば“バズ”れる」という企業側の魂胆が見えてしまうというか…。
● 私はスポーツ関連で、「●●チーム優勝」などと紐づけたリツイートキャンペーンをよく見かけます。そのチームを純粋に応援している気持ちが表れている施策には参加したくなりますが、「優勝」と関連付けて自社をPRしている姿勢が投稿に見えると良い気持ちはしません。その企業がその施策を行う必要性が見えず、便乗している印象が強いので。
● SNSに向き合う姿勢も投稿から透けて見える気がします。例えば「過去に“バズった”SNS施策を考えなしに真似しただけだな」とか「とりあえず、ユーザーに参加させようとしているな」とか。逆に施策を実施する際に企業が「私たちにはこんな思いがあり、だからこのアニメを使って、ユーザーと一緒にこんな施策をしたい」と丁寧に説明しているものは、ユーザーの共感を得やすいのではないでしょうか。
“中の人”の人間味に惹かれる
● では、皆さんがフォローしている企業アカウントはありますか。
● 私は「シャープ」と「わかさ生活」のTwitter公式アカウントです。企業の商品そのものに興味があるというより、“中の人”のパーソナリティーが強く表れている投稿が面白くて。硬派な投稿にまじって、“中の人”の日常アカウントのような投稿が急に入るとその落差に笑ってしまいます。TLに流れてくると元気が出るのでフォローしています。
● 企業アカウントか否かはあまり関係がなく、純粋に投稿が面白いものをフォローする感覚ですね。ただ、日々投稿を見る中で、その企業自体に良いイメージを抱くようになることもあります。例えば「わかさ生活」だと「この投稿に…
続きは、『広報会議』2023年8月号の「“知られていない、伝わらない”を解決 SNS広報」特集でお読みいただけます。
このほか『広報会議』2023年8月号では、実際に「わかさ生活」の“中の人”に聞いたSNSの投稿術や、ショート動画の撮影のポイント、公式アカウントを運用するにあたっての基本などを紹介しています。
ぜひご覧いただき、自社のSNS運用にお役立てください。
広報会議2023年8月号
【特集】
“知られていない、伝わらない”を解決
SNS広報
入門編
SNSアカウントの運用を任されたら
押さえておくべき10のこと
REPORT
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GUIDE
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