日本出版販売(以下、日販)とブレインスリープおよび東日本電信電話(以下、NTT東日本グループ)が、共同で「睡眠×読書」プロジェクトを始動し、「就寝前の読書が睡眠に与える影響の検証」を実施。7月3日よりブレインスリープと日販がコラボレーションした書店フェアを9店舗で開催する。
日販は睡眠の質を高める手段としての読書を提案するため、ブレインスリープとNTT東日本グループと共同で、本の価値を再定義する「睡眠×読書」プロジェクトを始動した。
NTT東日本グループではスリープテック事業として、企業活動や人々の健康増進に対して睡眠データの収集・検証、プロダクト開発における利活用、また睡眠の質診断・改善などを提供する「睡眠」を切り口としたビジネス支援事業を企業・自治体向けに展開してきた。
プロジェクトに先立ち行った「就寝前の読書が睡眠に与える影響の検証」では、活動量による客観的評価、ならびに睡眠感を統計的に尺度化した「OSA睡眠調査票」を用いたアンケートによる主観的評価を実施。
就寝前に読書を行うことで、中途覚醒に関する指標が主・客観的評価のどちらも改善する傾向が見受けられ、就寝前の読書が睡眠の質向上に寄与する可能性が示唆されたという。
そして今回プロジェクトの一環として、日販では本の選書や企画、商品開発などを多角的に推進する「睡眠×読書」ブランド「ヨムとネ」を設立。コラボレーションフェアの実施に至った。
ブレインスリープとのコラボレーション企画では、対象商品の購入で睡眠グッズが当たるプレゼントキャンペーンを開催。「ヨムとネ」のブックディレクターが選書した「眠れる本」を書店にて展開する。
また10月からは、日販グループのASHIKARIが経営するブックホテル「箱根本箱」(神奈川県箱根町)にて、ブレインスリープの睡眠プロダクトを用いた部屋を期間限定で提供予定。「ヨムとネ」が選書した本を部屋で読むことができる。