島津製作所、環境に貢献する包装改革プロジェクトを開始

島津製作所は、製品の包装設計を改善する「包装改革プロジェクト」を6月から開始した。本プロジェクトは、島津グループが取り扱う製品の包装材や包装仕様を見直し、環境負荷の軽減や物流コストダウンにつなげることが狙い。

これに先駆け3月末に、島津グループの物流機能を担う島津ロジスティクスサービス(以下、SLS)は、高い包装設計技術を有するエ・ル・デザイン(以下、ELD)を買収。
島津製作所はSLSとELDを中心に、開発部門や環境部門などを含めた全社的な包装改革プロジェクトを推進していく。

具体的な取り組みについては、従来、木材やプラスチックだった包装材をリサイクル可能な段ボールに変更することで廃棄物の量を抑える。
また、包装後の容積の小型化により、島津グループ全体での積載効率を向上。国内外の輸送費や包装材費の削減にもつなげる狙いで、一連の取り組みにより、年間で約1億円のコスト削減効果を見込んでいるという。

写真 商品・製品

プラスチックだった製品ガードを段ボールに変更することで、廃棄物の削減とコストダウンを実現した。

 

同プロジェクトは、島津製作所が2023年度から2025年度の中期経営計画で掲げた「環境経営」の一環。「脱炭素社会の構築」に向けて、同社グループ内の事業所のみならず、サプライヤー側のCO2排出量も含めて削減することに注力している。

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