電通グループは7月3日付で、アニメのライセンス業務を手がける100%子会社「電通アニメソリューションズ」を設立する。グループ内でも拡大しているアニメ事業を強化する。
国内外の放送事業者や配信事業者にアニメ作品を販売するほか、商品化取引などのライセンス業務(版権事業)を担う。動画配信サービスなどの普及で需要が高まっているという。
作品プロデュースなどを手がける電通のアニメ部門の売上総利益は直近2年間で約2倍に伸長した。インドの市場調査会社スカイクエスト・テクノロジー・コンサルティングの推計では、世界のアニメ市場規模は2030年までに年平均成長率9.8%で拡大し、約8兆3000億円(600億ドル)に達する見込み。