専門職大学院の「社会構想大学院大学」(東京・新宿)は2024年4月から、新しい研究科「社会構想研究科」を開設する。運営する学校法人先端教育機構が7月10日発表した。
社会課題の解決を図るための能力を養い、社会や組織のグランドデザインを描くことができる人材の育成を目指す。具体的には、政治家、経営者、自治体職員、社会起業家、ソーシャルイノベーターやそれらを目指す人の入学を見込んでいる。
公共機関や民間企業などの協力を得て、それらが抱える課題の解決策を立案する1年間のグループワークを行うなど、実践と理論の双方を習得するカリキュラムが特徴。平日夜間と土曜日に授業を行う2年間の課程で、修了者には「社会構想修士(専門職)」が授与される。入学定員は25人。
社会構想大学院大学は2017年4月、日本唯一の広報・情報分野の専門職大学院として東京・高田馬場に開学。組織のCIOやCCOを目指す社会人を対象としてきた。2021年4月には、実務家教員の養成など教育領域を扱う実務教育研究科を新設した。来春開設する社会構想研究科は3つ目の研究科となる。