カネボウ化粧品は高校生向けに、メイクを通して「自分らしさ」を知り・育む場として、化粧品ブランド「KATE(ケイト)」初の出前授業「KATE SCHOOL」を開講している。6月には、第1回目として学校法人 嘉悦学園 かえつ有明高等学校(以後、かえつ有明高等学校)の2年生を対象に、開催した。
第2回目の開催校開始に伴い、7月24日にはプロジェクト動画をYouTubeで公開。動画には第1回目の参加者である、かえつ有明高等学校の2年生が出演。授業を体験する様子を紹介した。
参加した生徒の多くは、授業前の事前アンケートには「自己表現(自分らしさの表現)」を「難しい/恥ずかしい」などと回答。しかし授業後には「素直に笑顔になれて、自分を見つめなおすきっかけになった」「普段の自分なら絶対しない配色。そういうのに挑戦できて、新しい自分だなって思いました」といった声が聞こえた。
動画は、生徒が授業を体験する様子や、体験した感想もうかがえる内容となっている。
「KATE SCHOOL」は、「メイクを通じて「自分らしさ」を知り、新たな自己表現の可能性を広げるきっかけづくりの場」と位置付けられたもの。
「NO MORE RULES.」のスローガンを掲げる「KATE」は、1997年のブランド誕生以来、 “ルールに縛られないメイク”を提案してきた。こうした中、時代変化とともに、人々の生き方や、美の捉え方・価値観は多様化し、「自己表現・自分らしさ」が重視される傾向に。
その反面、SNSが当たり前になり、ソーシャル・プレッシャーによる同調圧力や、「私の肌の色にはこれが似合うはず」といった自己暗示、こうあるべきという固定観念など様々な目に見えないルールに縛られ、「自分らしく生きたいけど、自分らしさがわからない」といった声も上がっている。
「KATE SCHOOL」は、「新しい自分の一面に気づき、自分らしさを表現することの楽しさを感じてもらいたい」との思いから開催された。メイクの仕方の教える場ではなく、メイクを自由に楽しむ場を提供する狙いがある。
授業プログラム例として、「自分の内面と向き合う」ため生徒には事前に、「ザ アイカラー」(アイシャドウ)の各色につけられた欲名の中から気になる4つの言葉を選んできてもらう(「アプリコットレッド」カラーの欲名は「しない後悔よりした後悔」、「マンダリンオレンジ」カラーは「ポジティブ思考」など)。当日は選んだ欲名でつくった4色のアイシャドウパレットで自由にメイクをする時間を設ける。そのメイクで「自分らしさ」を意識した自己紹介を実施後、一連の流れを通じてどのような発見があったか、ディスカッションをして考えを深めていく。
カネボウ化粧品は動画内で、「『KATE』は高校生たちが自分の可能性と出会うきっかけになることを目指して、計とはこれからもこの活動を続けていきます」と宣言している。
スタッフリスト
- 企画制作
- 電通+BIS
- CD
- 平岡真吾
- 企画+C
- 村木智洋、鈴木英佳
- ストラテジックプランナー
- 杉原美穂
- CPr
- 松田美加
- Pr
- 大城立
- PM
- 坂本菜奈、長澤桃
- 演出
- 藤本匡志
- 撮影
- 野田大輔
- 編集
- 小川玲、藤本匡志
- MA
- 住川隼太(technicaland)
- PRプランナー
- 大森 祥子、佐藤夏子
- AE
- 柳生貴章、清水麻由
- NA
- 中川真緒(大沢事務所)
- 助監督
- 助川飛鳥、桑田悠世
- 撮影助手
- 大塚崇生、印南咲良
- 車輌
- BONDS
- 音楽提供
- bokula.(LD&K)
- 音楽プロデューサー
- 菅原隆文、渡邉梨穂(LD&K)