サントリーは7月24日、「東京クラフト〈ペールエール〉」のWebムービー『じゃあ東京帰るね by 東京クラフト』を、YouTubeにて公開した。作品は“上京した人々の繊細な気持ち”をテーマに、映像作家の崎村宙央さんを中心としたアニメーター8人と、声優3人がコラボレーションして制作された。
同社が全国で発売中の「東京クラフト」は、東京・武蔵野にあるサントリー初のビール工場が、東京への“愛着”と“敬意”を込めてつくり上げたブランド。今年5月にはパッケージを東京の街並みを表現したデザインにリニューアルするなど、“東京生まれ“の商品であることの訴求を強化していた。
今回、同商品が公開したWebムービーは故郷から東京までの帰り道で心が揺れ動く3人の若者の姿を描いたもの。映像作家の崎村宙央さん、しめさばさん、めいにーさん、ほ〜こうさん、けろさん、APO+さん、⻑江春芳さん、fussoさんの総勢8名のクリエイターが動画の制作を⼿がけている。登場人物は、声優の三上枝織さん、岩崎諒太さん、赤羽根健治さんが演じた。
アニメーションでは「東京に行ってくる」ではなく、「東京帰るね」と言ってしまった自分に違和感を覚えつつも、大切な故郷の風景や思い出を思い出しながら、東京での生活を頑張っていく3人の様子が表現されている。最後は東京の夜景を見ながら同商品を楽しみ、「東京がしみわたる。」のコピーで幕を閉じる。
さらに楽曲にはアーティストのAimerさんを起用。自身がリリースした最新アルバム『Open α Door』から、「I know U Know」を提供した。作品内のストーリーに合わせて楽曲が流れ、上京者の不安な気持ちに寄り添い、背中を押してくれるような仕上がりとなっている。
制作に携わったCHOCOLATEのクリエイティブディレクター 市川晴華氏によると、企画の発端は、上京に関するある気づきだったという。
「『上京したばかりの頃は、見送ってくれる家族や知人に”東京に行ってくる”と言っていたのに、いつのまにか”東京に帰る”と言ってしまっている』という気づきが、企画の発端でした。『帰る』という表現は、東京が本拠地であると強調するようで、故郷から離れてしまう寂しさもあると思います。このたった一言で表される、(上京者の)心の揺れ動きを、『地元から東京に帰る3人』を中心としたアニメーションで表現。”東京という街で頑張る上京してきたすべての人”に寄り添うビール『東京クラフト』を印象づけようと試みています」(市川氏)。
スタッフリスト
- 企画制作
- CHOCOLATE+サン・アド
- ECD
- 栗林和明
- CD
- 嶋田光太郎
- CD+企画
- 市川晴華
- 企画
- 大澤創太+まるそう
- C
- 片野陽子
- AD
- 土屋絵里子
- 演出
- 平牧和彦
- アニメーション
- しめさば、めいにー、fusso
- アニメーション+コンセプトアーティスト
- 長江春芳
- アニメーション(背景)
- ほ~こう、APO+、けろUnitC、fusso
- アニメーション監督+アニメーション+CG+作曲
- 崎村宙央
- 編集(オフライン)
- 金子颯、神門正彦
- CG
- けろUnitC
- CG+アニメーションPr
- 梶原伸博
- CGデザイナー
- 長野章博
- 歌
- Aimer 「 I know U know」
- 作曲
- 小ヶ倉伸行、横山智人
- SE
- 冨田奈津実
- MIX
- 木野武
- 声
- 三上枝織、岩崎諒太、赤羽根健治
- PRプランナー
- 梶原祐彰、加賀見玲奈、吉村優那
- PRプロモーター
- 西村迅
- AE
- 廣瀬勝矢