夏のおすすめ書籍「クリエイティブの地頭力を鍛える3冊」

例年に輪をかけた猛暑となっている今年の夏。こんな夏は、クーラーの効いた涼しい部屋で本を読むのもいいですね。宣伝会議 書籍編集部が「プランニング力」「言葉力」「クリエイティブの地頭力」「SNSやオウンドメディアでの発信力」の4つのテーマで、おすすめ本を紹介します。
実データ グラフィック

 

広告表現の背景にある「文化的価値観」を楽しく学ぶ

『世界の広告クリエイティブを読み解く』(山本真郷・渡邉寧著)

広告などのクリエイティブ表現の背景には文化的な価値観がある――。多くの人がそれを感じていても、日本文化と海外の文化の価値観が、「何」において「どのくらい」異なるのかを体系立てて説明できる人は少ないのではないでしょうか。本書では、オランダの社会心理学者ヘールト・ホフステード博士の異文化理解メソッドを使い、世界の事例を読み解きながら、価値観の違いを体系立てて学びます。海外・異文化に向けてクリエイティブを立案する際はもちろん、カンヌなどの海外事例を見る際にも大いに助けとなる一冊です。

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デザインって、そういうことだったのか!が腑に落ちる

『わかる!使える!デザイン』(小杉幸一著)

写真 本 『わかる!使える!デザイン』(小杉幸一著)

わかる!使える!デザイン』(小杉幸一著)

人気アートディレクターの著者が、デザイナー「以外」の人に読んでもらうことを意識し、デザインを解説した一冊。デザインを言葉にして伝える、ディレクションする、デザイナーと議論する…など、チームでデザインを作り上げていく時に役立つ考え方が詰まっています。ビジュアルコミュニケーションをディレクションする立場になったら、まず手にとっていただきたい本です。なお、著者の個展「graphic Park」が8月21日までgggで開催中です。どうぞお見逃しなく(会場でも本を購入いただけます)。

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好奇心とクリエイティビティのスイッチを「ON」にする

『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』(倉成英俊著)

電通Bチームなどを立ち上げ、自称「伝説の授業ハンター」である著者が、国内外の多様な授業や研修を収集。好奇心を刺激する選りすぐりの「人生を変える学び」を紹介します。本書で紹介される正解のない問いに触れ続けるうちに、いつの間にか、前のめりに色々なアイデアを考えたくなってしまう。それが本書の最大の魅力です。思考バイアスを手放して、柔軟な発想を手に入れるのに最適な一冊です。

 

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