三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は、日本をつくってきた「工芸」の伝統に寄り添い、革新しながら承継するサポートを行う「MUFG工芸プロジェクト」を発足。プロジェクトの一環として8月22日から8月31日の期間、三菱UFJ銀行本館で、「伝統と革新」をテーマに工芸作品の展示を実施する。
本プロジェクトは、MUFGはが掲げるパーパス、「世界が進むチカラになる。」の実現に向けた取り組み。同社では、推進する社会貢献活動の優先領域のひとつを「文化の保全と伝承」とし、日本文化の豊かさを未来の世代や社会、地球のために受け継いくことを目指している。
8月22日からはじまる工芸作品の展示以降も、プロジェクトでは工芸文化、産業の発展を応援するイベントやセミナーの開催を実施するなど、つくり手が伝統を守りながら革新・挑戦するための機会の創出や、つくり手の方と使い手の方の出会いの場の創出などをサポートしながら、それによって生まれる新しい価値や魅力を発信していく。
具体的には、全国のMUFG関連施設内での工芸作品の巡回展示や工芸展の協賛・支援、工芸文化の技術の保全や伝承などをおこなう団体や組織との連携・協働などが予定されている。
プロジェクトの総合監修には、東京藝術大学名誉教授の秋元雄史氏が就任。秋元氏はプロジェクトについて、「『MUFG工芸プロジェクト』は、日本が育んできた『ものづくり』の思想を継承・発展させ、未来へ繋げる活動です。サステナブルでエコロジカルな特質や、グローバルと同時にローカルな特色を持つ工芸の魅力が、今を生きる私たちを刺激し、時代の挑戦と革新のヒントとなる。そのような思いを持って活動を行っていくものです」とコメントしている。