8月25日、第76回「広告電通賞」の結果が発表された。特に優れた成果をあげた「総合賞」には、自治体としては広告電通賞初となる静岡市の「静岡市プラモデル化計画」が選出された。
静岡市は国内のプラモデル製造品出荷額で8割以上のシェアを占めることから、2020年2月にシティプロモーションの一環で「静岡市プラモデル化計画」をスタート。静岡博報堂、博報堂ケトルとともにプラモデルをイメージしたモニュメントを市内に設置した。
2021年度には西日本電信電話と公衆電話のモニュメント、2023年2月には地元企業である静清信用金庫と大型金庫型のモニュメントを制作し公開している。
静岡市は総合賞の他、「OOH広告」「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」「イノベーティブ・アプローチ」の4部門でそれぞれ最高賞を受賞した。
今回の選考対象となった広告は、2022年4月から2023年3月までに実施されたもので、応募作品点数は1195点(「ブランドエクスペリエンス」「エリアアクティビティ」の2部門は2022年3月から2023年3月までが対象)。
贈賞式は10月31日に都内で開催される予定。オンラインで同時中継を予定している。
主な受賞企業は以下の通り(広告主名、商品・サービス名、作品名の順)。
●総合賞
静岡市/静岡市シティプロモーション/静岡市プラモデル化計画
●各部門最高賞
・プリント広告最高賞
岩手日報社/3月11日震災広告/震災拾得物
・オーディオ広告最高賞
サントリーホールディングス/ほろよい/仕事断り方講座
・フィルム広告最高賞
大塚製薬/カロリーメイト/狭い広い世界で
・OOH広告最高賞
静岡市/静岡市シティプロモーション/静岡市プラモデル化計画
・ブランドエクスペリエンス最高賞
静岡市/静岡市シティプロモーション/静岡市プラモデル化計画
・エリアアクティビティ最高賞
静岡市/静岡市シティプロモーション/静岡市プラモデル化計画
・イノベーティブ・アプローチ最高賞
静岡市/静岡市シティプロモーション/静岡市プラモデル化計画
・特別賞
ACジャパン/2022AC全国キャンペーンA/「寛容ラップ」篇
・SDGs特別賞
LIFULL/FRIENDLY DOOR/FRIENDLY DOOR(フレンドリードア)